サムスンエンジニアリング、中東発「受注薫風」のスタート

2015年サムスンエンジニアリングがUAEに完工した精油プラント[写真=サムスンエンジニアリング提供]


22日、関連業界によると、サムスンエンジニアリングは今年の下半期確定するUAE中質油処理施設、バーレーン精油工場拡張工事などの受注戦に飛び込んだ。このため、サムスンエンジニアリングはバーレーン下水処理事業、UAEガスプラントなど過去に中東地域で達成した受注ノウハウを積極的に発揮する戦略である。

サムスンエンジニアリングの関係者は“今年、バーレーンとUAEで追加受注ができるように最善を尽くしている”として“海外市場では、中東が唯一大きい損失である”と説明した。このように、サムスンエンジニアリングが中東市場に精魂を込める理由は、過去のプラント市場の両軸だった南米市場が萎縮して中東地域だけで発注が出てきているためだ。

業界関係者は“サムスン、現代、大宇など3大エンジニアリング構図の消滅は、プラント市場の危機を端的に見せる”とし“オイルマネーでプラント発注が続いている中東地域で死活をかけるほかない”と分析した。

韓国建設産業研究院によると、今年の全世界プラント市場は供給過剰状態が持続している。これに対しサムスンエンジニアリングは、中東市場をベースに売り上げ拡大を試みるという戦略である。

サムスンエンジニアリングの関係者は“今は、市場自体が萎縮した状況で、まず売り上げの確保および拡大が重要な時期である”として“ひとまず売り上げを確保してから、反騰の機会をつかむことができるだろう”と話した。

先立ってサムスンエンジニアリングは今月7日、オマーンでイギリス業者と共同で2兆ウォン台の精油プロジェクトを受注して中東薫風の開始を知らせた。このプロジェクトのサムスンエンジニアリング持分は50%で、約1兆1000億ウォン規模にのぼる。

(亜洲経済オンライン)


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