ヨーロッパ「はしか」香港「インフルエンザ」海外旅行時は感染病に注意


21日、疾病管理本部によると、最近ヨーロッパ一帯ではしかが急速に広がっている。ヨーロッパ疾病管理予防センター(ECDC)の資料を見ると、2016年2月から今年6月中旬まで1万4000人余りが感染しており、この中の35人が亡くなった。

国家別には、初めての発病国ルーマニアでは3922人の患者が発生した。引き続き、イタリア3508人、ドイツ950人、フランス327人順だった。

はしかは、急性発疹性ウイルスの疾患である。韓国では、第2軍法廷感染病に指定されている。ウイルスが10~12日間潜伏して発病する。主な症状は、発疹と高熱、せき、鼻水、結膜炎などである。ほとんどが回復するが、下痢・中耳炎・気管支肺炎のような合併症に苦しめられたりもする。稀に、命を失うこともある。

保健当局は、予防接種を勧告している。はしかワクチン(MMR)は2回受けなければならない。2回接種を終えなかったり不確かな場合は、最低4週間隔で2回または、最低1回接種すれば良い。1次接種時期である生後12ヶ月よりも前に1回接種した後に出国するのが良い。ただし、以前はしかにかかったことがあったり、満50歳以上は接種しなくても良い。

香港や台湾旅行を準備しているなら、季節性インフルエンザに注意する必要がある。香港では今年5月からインフルエンザが流行している。5月5日から今月18日の間にインフルエンザで集中治療室に入院した成人患者は289人に達する。この中で199人が命を失った。子供の患者は23人で、この中の4人が亡くなった。

特に、最近2週間で患者数が大きく膨らんだ。質本資料を見ると、香港インフルエンザの患者数は6月第4週(6月25日~7月1日)に外来患者1000人当り10.6人、7月第1週(7月2~8日)には9.3人を記録した。

台湾も先月から疑いのある患者が増加している。今月2~8日の間に124人がインフルエンザの診断を受けて、11人が死亡した。 9~15日には110人の患者が発生し、11人が亡くなった。

香港と台湾で流行しているインフルエンザウイルスはA(H3N2)型である。インフルエンザウイルスは、1~7日間の潜伏期を経て38~40℃の高熱と乾いた咳や首が痛い症状などを起こす。ほとんどが自然に治るが、稀に命を失うこともある。

保健当局は、ヨーロッパ地域と香港・台湾旅行時に石鹸で30秒以上手を洗うなど、個人衛生規則遵守をよく守ることを呼びかけている。入国時に、はしかやインフルエンザの疑いの症状が見られると、国立検疫所検疫官に申告しなければならない。家に帰った後に症状が現れると、病院で診療を受けなければならない。

(亜洲経済オンライン)

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