1968年1・21事態をきっかけで塞がった青瓦台(大統領府)の入口前通り一帯が50年ぶりに全面開放される。
パク・スヒョン大統領府報道官は22日、春秋館ブリーフィングで、"大統領警護室は26日から大統領府である青瓦台の行く手を24時間全面開放するなど、開かれた大統領府を具現して市民の便宜を拡大する措置を電撃的に施行することにした"と明らかにした。
現在、大統領府の仕事は午前5時30分から午後8時まで開放され、夜間には一般市民の通行を制限している。また、昼だとしても、あちこちに設置された検問所で警察が行き来する市民らを検問している。
開放される地点は、大統領府記者室がある建物である春秋館と大統領府の正門前の噴水広場を東西につなぐ青瓦台の入口前通り一帯だ。
現在施行中の大統領府周辺5つの検問所の平時の検問はもちろん、検問所に設置された遮断幕がなくなる。代わりに車両の徐行を誘導する交通案内所が設置される。
さらに、大統領府を背景にした観光客たちの写真撮影も自由に許容される。 現在は大統領府の正門と神武門の前で大統領府方面に撮影が可能である。これからはすべての地域で撮影ができる。例えば、現在、仁王山から大統領府の方向に写真を撮影することが禁止されているのも解除される。
ただ、ドローンを活用した大統領府の撮影は今と同じく禁止される。
大統領府への道は50年ぶりに開放されるものであり、大統領府が権威主義的な空間という通念を破って光化門時代に近付くきっかけになるものと期待している。
一方、大統領府は大統領府の将来の全面開放を記念するため26日午後8時、文在寅大統領とユ・ホンジュン元文化財庁長、チュ・ヨンフン大統領警護室長をはじめとする市民が参加する「青瓦台の入口前通り一帯50年ぶりの深夜散歩」イベントを実施する。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>