大韓航空、卵・動物・美術品「特殊貨物」輸送の猛者

[大韓航空、卵・動物・美術品「特殊貨物」輸送の猛者]



大韓航空は最近、高病原性鳥インフルエンザ(AI)の影響で発生した卵大乱の解消に向けて米国から卵空輸に乗り出し、特殊貨物輸送の猛者としての面貌を立証した。

卵は割れ易いため、国際航空運送協会(IATA)の承認を得た専用の紙ボックスに卵を包装して輸送する。 紙ボックスには計360の卵が入る。

包装された卵たちは横244センチ、縦317.5センチ、高さ244センチのパレットに載せられて航空機内に積んだ後、固定される。 卵は鮮度の維持が重要であるため、機内を勧奨温度である8~12度に合わせて輸送する。

大韓航空の関係者は"生・動物の場合、適切な機内環境と生物・動物の特性を考慮した細心な輸送が必要だ"、"大韓航空は多年間の生物・動物運送のノウハウと経験を蓄積して特殊貨物輸送において最高に数えられる"と強調した。

◆熱帯魚からパンダ・虎まで多様な生・動物の輸送
大韓航空は熱帯魚のようなペットから競走用馬、貴重な動物パンダと白頭山トラに至るまで様々な種類の生物・動物を運送している。

大韓航空が生・動物運送でその名を知らせたのは1983年、イルカ、サメ、ワニなど動物418頭を一度に載せたことからだ。

昨年3月3日には全世界2000匹あまりしか残っていない貴重な動物のパンダを特別貨物機を利用し、中国・成都国際空港から韓国まで安全に運送した。

大韓航空はパンダに快適で安全な環境を提供するため、飛行中に貨物室内の温度は18度で維持しており、獣医師や飼育士が同乗して20~30分間隔でパンダの状態をチェックした。 移動間の振動によるパンダのストレスを最小化するため、貨物機から降りた後、無振動特殊車両に移して安全かつ快適に輸送した。

さらに、大韓航空は2005年、中国政府、2011年、ロシア政府が韓国との友好関係の象徴として寄贈した白頭山トラを安全に運送した。

◆外圭章閣など文化遺産も安全に輸送
大韓航空は2011年には外圭章閣の儀軌297冊を145年ぶりにフランスから韓国に持って来る役割を担った。 外圭章閣の儀軌は朝鮮王室の行事を文章と絵で整理した本で、1866年の丙寅洋擾の時、フランスに略奪された。

大韓航空は外圭章閣の儀軌の輸送のための特殊コンテナを活用する一方、先端輸送技法を総動員した。 外圭章閣の儀軌が完璧な状態で運送されるように駐機場を特別に割り当てられており、、ベテラン運航乗務員を配分しただけでなく、特殊貨物操業の専門家を配置するなど完璧な輸送に万全を期した。

輸送中にも文化財の状態を点検するため、点検員らが自由に貨物室を行き来できるようにし、古文書を最適の状態で輸送するため、温度と湿度の調節が可能な特殊コンテナを使用した。

このほか、大韓航空は航空機の胴体、アラスカの氷河など高度の技術が要求される厳しい貨物だけでなく、ボジョレ・ヌーボーワイン、サケ、チェリーなどの特殊貨物も成功的に輸送している。

大韓航空の関係者は"多様な特殊貨物を輸送した経験をもとに顧客たちが要請する生物・動物を含む様々な貨物らを迅速かつ安全に配送できるよう最善を尽す計画"と話した。
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