海洋水産部、オットセイを1月の海洋生物に選定

[写真提供=海洋水産部]


海洋水産部は、オットセイを1月の海洋生物に選定したと8日明らかにした。

雄は濃厚な黒褐色に平均身長が2.1mであり、大きい個体の場合は体重が270kgに達する一方、雌は明るい黄褐色で身長が1.3m、平均体重50kgで雄の5分の1程度の大きさだ。

オットセイが主に活動する所は水の中で、四つの脚が全て泳ぐのに適している魚のヒレの形をしていて、時速25km程のはやい速力を出すことができる。

オットセイは現在、全世界的に約130万頭棲息しており、主に北太平洋温帯などに棲息して韓国では見ることが難しい。

しかし、そのうちの一部が冬季に江原道(カンウォンド)沿岸、独島(ドクト)などに移動して餌を探し、春季になると再び北に移動すると分かった。

韓国で見るのが難しい大事な動物であるオットセイは、最近ますますその数が減っている。毎年冬から春にかけて東海岸で定置網漁業によって年間約20~30頭のオットセイが網にかかって死んだりケガをしているのが実情だ。

これに対して海洋水産部は、オットセイを2007年から保護対象海洋生物に指定し、保護・管理している。

網にかかったオットセイの発見時に、迅速に救助できる申告体系を用意する一方、オットセイの生存を威嚇する海の砂漠化の原因生物である独島(ドクト)周辺のウニを除去するなど、オットセイが生きるのに適合した環境を作るために努力している。

パク・スンジュン海洋水産部海洋生態課長は“オットセイは、今は消えた独島(ドクト)のアシカに代わって独島(ドクト)に訪ねてきた嬉しいお客さんで、私たちが保護しなければならない代表海洋生物だ”として“網にかかっていたり、ケガした状態で海岸に押し寄せたオットセイを発見したときは、直ちに緊急申告電話または、鯨研究センター(052-270-0911)に申告するように願う”と話した。

(亜洲経済オンライン)


<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기