小売販売、コリアセールフェスタなど5.2%増加


10月に入り、業界全体の生産が0.4%減り、9月に続いて2カ月連続下落した。

造船・海運の構造調整と鉄道ストライキの余波で、サムスンのギャラクシーノート7販売中止の事態まで重なったことが、全産業の生産に悪影響を与えた。ただし、小売販売は「コリアセールフェスタ」などに支えられ、前月比5.2%増加した。

30日、統計庁が発表した10月の産業活動動向によると、全体の工業生産は鉱工業やサービス業などが不振を見せて前月比0.4%減少した。9月(-0.8%)に次いで2カ月連続で減少した。

このように、業界全体の生産が2カ月倒れたのは、昨年10〜11月以来1年ぶりである。

業種別に見ると、鉱工業の場合、自動車(4.6%)や半導体(3.8%)などで増加したが、通信・放送機器(-18.1%)、1次金属(-4.0%)などが大幅に減少して前月より1.7%減少した。

通信・放送機器は、ギャラクシーノート7の終了、1次金属は生産ライン保守などの影響で不振であったというのが統計庁の説明である。運輸業も造船・海運の構造調整が進行中のうち、鉄道ストライキまでもが重なり、前月より2.0%減少した。

卸・小売(2.7%)、不動産・賃貸(0.7%)などで好調を見せたサービス業の生産は、金融・保険(-1.2%)、運輸(-2.0%)などが減少し、前月比0.2%減少した。金融・保険の減少は、最近の株式取引実績が減った影響が大きかった。

製造業の平均稼働率は70.3%で、前月より1.3%下落した。7年5ヶ月ぶりに最低値を記録した8月(70.2%)とほぼ同じ水準である。製造業の在庫は、前月より0.1%増加した。

一方、消費を意味する小売販売は9月末〜10月初めのコリアセールフェスタの影響で、前月比5.2%増加した。小売売上高の増加幅は1995年12月6.9%増の後に最も大きかった。

乗用車など耐久財(10.8%)、飲食料品など非耐久財(3.0%)、衣服など準耐久財(3.2%)などの販売がすべて好調を見せた。

オ・ウンソン統計庁産業動向課長は“10月の小売売上高は、コリアセールフェスタなどで消費が増えた上に、前月があまりにも大きく減少したことによる反動も重なって大幅に増加した”と述べた。

このほか、国内の機械受注はその他の輸送機器などの民間部門と全企業など公共部門の両方で減り、前年同期比13.0%減少した。

既に行われた工事実績を意味する建設既成は0.8%、設備投資は0.4%と、それぞれ前月より減少した。

 

[写真=構造調整を進行中の海運業]


(亜洲経済オンライン)
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