アシアナ航空の広島着陸事故、可視距離の確保可否を置いて攻防

[アシアナ航空の広島着陸事故、可視距離の確保可否を置いて攻防]



広島空港で発生したアシアナ航空の旅客機着陸事故の原因をめぐり、攻防が繰り広げられている。 日本のマスコミでは旅客機が着陸する前に可視距離が短くなった状態で着陸しようとして事故が起こったという疑惑を提起している。 これに対し、アシアナ航空側は着陸当時、必要水準の可視距離が確保されたという立場だ。

アシアナ航空の山村明好安全担当副社長は16日午後、日本の広島空港で記者会見を開き、可視距離が確保されていない状態で無理な着陸を試みたという指摘に対し、"現段階では視程(肉眼で見られる最大距離)が着陸可能な最小値以上だったと聞いている"と明らかにした。

事故航空機が滑走路に進入した角度に関しては規定された正常な角度ではなかったものと見られると説明した。

アシアナ航空側は事故原因についてまだ正確に分からない状態であり、山村副社長の発言は少なくとも機長が着陸の試みを開始した時点では可視距離が確保された状態だったものと把握しているということだと説明した。

日本のマスコミは事故直前に一帯の視界が急激に悪化して、アジアナ航空機が一旦高度を高め、霧などがやや晴れるてから再び着陸を試みたら、事故を避けることができたのかもしれないという分析を出した。

アシアナ航空機は滑走路のスタート地点から約300m離れた約6mの高さの電波発信装置と接触して、着陸当時の高度が低かったことが把握された。 山村副社長も事故航空機が滑走路に進入した角度に関しては規定された正常な角度ではなかったものと見られると伝えた。

事故機は東から西に滑走路に進入して精密計器着陸装置(ILS)の助けがなく、操縦士が肉眼で滑走路の位置などを確認しなければならない状況だったという。

事故の原因を調査する日本運輸安全委員会は着陸直前に下降気流があった可能性に関しても検討中だ。

一方、14日午後、仁川空港を離陸したアシアナ航空162便は同日午後8時5分に広島空港着陸途中、滑走路を離脱した。 旅客機には乗客73人と乗務員8人が乗っており、27人の軽傷者が発生した。
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