牙山(アサン)オフィステル崩壊危機「今週末撤去」

[写真= 牙山(アサン)オフィステル]


12日に竣工を控え、20度以上傾いて崩壊危険に直面した忠南(チュンナム)、牙山市(アサンシ)のオフィステルが撤去される。

国土交通部関係者は13日「構造的に補強工事でない撤去をしなければならないだろう」と話した。この関係者は引き続き「人命被害がなくて地方自治体で措置を取るのを国土部ではひとまずモニタリングしている」として「必要な場合、構造安全診断など関連支援をするだろう」と話した。

2011年6月に着工許可がおりたこの建物は、1階は駐車場、2~3階はオフィステル、4~6階は宿泊施設である複合建築物だ。昨年8月に着工して現在は内装の段階で、今月末に竣工を目指して工事を進めてきた。

牙山市は、届出受付後すぐにアサン消防署、牙山警察署、韓国電力の関係者と一緒に関連公務員を現場に出動させ、現場指揮所を設置し、崩壊の可能性に備えて、緊急救助統制線を張って現場周辺を統制し、市民の出入りを防いでいる。
牙山市は今月17日からは、オフィスビルの解体を始める予定だ。牙山市の関係者は「現在、基礎工事不良や地盤沈下など多角的に原因を把握中で、市の精密構造安全診断や建物の解体などを優先施行した後、建築主に求償権を請求する」とし、「市民の安全を最優に置いて処理する」と述べた。

牙山市は崩壊の危険建物が完全に撤去されるまで、1日10人の関係公務員を動員して、 5人1組で24時間非常勤務を実施する予定である。

現在の傾いたオフィスビルのすぐ隣にも同じ施工者が建設したオフィスがある。牙山市など関係機関は、この建物にも構造的な問題がある可能性があるとみて、安全診断を行った。

国土部の関係者は、「まず、牙山市に特化した安全診断業者に隣の建物の構造診断を任せ、施設安全公団でも建築構造の専門家4人が派遣され、構造の診断を支援している」と伝えた。
警察の捜査も速度上げ進んでいる。警察は前日、建築主と現場所長などを呼んで、手抜き工事や建築基準法に違反するかどうかを調査し、監理業者と施工業者の関係者などへの調査も行う予定である。特に、昨年10月にオフィスビルの設計変更が行われた点に注目している。

建物の地下1階をなくし、 1階の店舗を駐車場に変える設計変更の過程で、建築許可の内容と異なって施工した可能性などを調査中であることが分かった。

(亜洲経済オンライン)
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