韓国映画のファンド・オブ・ファンズが高収益

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2010~2012年にファンド・オブ・ファンズが投資した韓国映画の収益率を集計したところ、最大で500%を超えたことが分かった。韓国文化体育観光部が5日、明らかにした。

ファンド・オブ・ファンズは、企業に直接投資するのではなく個別のファンド(組合)に出資し収益を上げるファンド。

収益率トップの映画は、昨年1月に公開された「折れた矢」(原題)だった。ファンド・オブ・ファンズは2億ウォン(約1709億円)を投じ、513.8%の収益率を記録した。法曹界の実話を基にした作品で、製作費は17億7200万ウォンと低予算ながら、340万人の観客を集め、108億7600万ウォンの売上高を計上した。

次いで、ファンド・オブ・ファンズが24億ウォンを投資した「トガニ 幼き瞳の告発」の収益率が256.2%、26億ウォンを投じた「サニー 永遠の仲間たち」は254.0%だった。「僕の妻のすべて」には35億ウォンが投じられ、収益率は256.2%。このほか「アジョシ」や「ワンドゥギ」などもヒットし、高収益を記録した。

今回の集計は昨年末までに清算を終えた映画が対象で、「王になった男」など昨年後半の大ヒット作は除外された。

韓国映画の昨年の製作費は総額3532億ウォンで、このうち54.5%をファンド・オブ・ファンズから調達している。

ファンド・オブ・ファンズは2007年以降、1459件に9597億ウォンを投資した。分野別では映画が53.7%を占め、ゲームが12.8%、公演が11.2%と続く。K-POP関連の投資も活発だ。

(聯合ニュース)


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