2026. 08. 10 (月)

世界は首都圏を離れる中、韓国と日本は首都圏に集中する傾向

  • 住宅価格の急騰とテレワークの普及でOECD37カ国中24カ国の集中度が低下

  • 日本の労働者の70%が首都圏での勤務を好む…可処分所得の優位性は縮小傾向

出典:国連 World Urbanization Prospects 2025 および World Population Prospects 2024
[出典=国連 World Urbanization Prospects 2025 および World Population Prospects 2024]


世界の主要国では首都圏の人口集中が緩和されている。住宅価格の急騰とテレワークの普及により、首都圏を離れる人が増加している影響である。一方、日本と韓国では逆の傾向が見られ、高い賃金とより良い職を求めて首都圏に向かう流れが強まっている。しかし、首都圏と全国平均の1人当たり可処分所得の格差は縮小している。高い住宅費や生活費を考慮しても、首都圏に住む経済的な利点があるのか疑問が高まっている。
日本経済新聞は、国連の『世界都市化展望2025』を基に、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうちデータがないオーストラリアを除く37カ国の全人口に対する首都圏人口比率を分析した。国連は人口密度が一定の水準を超える地域を『都市圏』とし、その中で首都が含まれる地域を首都圏と見なす。行政区画ではなく、実際に人が密集して住む範囲が基準であり、日本の首都圏は東京都と神奈川・千葉・埼玉県を合わせた『1都3県』よりもやや狭い。37カ国の平均は2021年に16.9%でピークを迎えた後、下降に転じ、最も最近の推計値である2023年でも前年より低下した。ドイツやノルウェーなど24カ国では首都圏の集中度が低下している。
2023年のフランスの首都圏人口は前年より7000人増加したにとどまり、人口増加幅は10年前の7分の1に縮小した。それでも、出生者が死亡者を上回る自然増加によるものである。フランスの首都圏とほぼ重なるイル=ド=フランスでは、2017年から2023年までに入ってきた人よりも出て行った人が年平均約3万6000人多かった。人口移動だけを見れば、フランスの首都圏ではすでに人が流出している。
人口と企業が集まることでインフラを共有し、コストを低下させ、活発な交流がイノベーションを促進する『集積の経済』が機能する。しかし、集中が過度になると交通渋滞が生産性を低下させ、住宅費の上昇は消費余力を減少させる。
人々を首都圏の外に押し出す主な要因は住宅価格である。OECDによると、人口150万人以上の大都市圏の住宅価格は最近10年間で約68%上昇した。同期間に人口25万〜150万人の都市圏は50%、10万〜25万人の都市圏は37%の上昇にとどまった。都市が大きいほど上昇率が急であり、大都市の住宅価格は中産階級ですら手が届かない水準に達している。フランス国立統計経済研究所も昨年の報告書で、高い住宅費が都市を離れる要因となっていると分析した。
新型コロナウイルスの影響でテレワークが普及し、首都圏に居住する必要性も減少した。アイルランドの首都ダブリンでは、2022年に転出者が転入者より4780人多かった。アイルランド中央統計局は、テレワークの普及など変化した人口移動の結果と見ている。  
東京渋谷地区の写真(Getty Images)
東京渋谷区の街並み[写真=Getty Images]


日本の流れは正反対である。中央集権的な色合いが強い日本の首都圏集中度は2023年に27%であり、2030年には27.6%に達する見込みである。韓国は2010年の42.1%から2023年には43.3%に上昇した。同年、イギリスは14.9%、フランスは14.1%、ドイツは4.2%にとどまった。韓国と日本は特に高い。韓国の数値は人口密度を基準に都市圏を定義する国連の方式を適用したものであり、ソウル・仁川・京畿の行政区をそのまま合算した国内統計(2023年50.7%)よりも低く出ている。基準が何であれ、方向性は同じである。世界の主要国では高い住宅価格が首都圏からの流出を促進しているが、日本と韓国では雇用と所得に対する期待がその住宅価格を上回り、人を引き寄せている。
日本の労働者が首都圏を選ぶ理由には、高い賃金への期待が大きく影響している。求人情報会社パーソルキャリアの『Job総合研究所』が昨年、労働者を対象に行った調査によると、勤務地域として東京都と神奈川・千葉・埼玉県を選ぶとの回答が70%に達した。首都圏を好む理由としては『より高い給与を得られるから』との回答が最も多かった。
ただし、期待通りの報酬が得られているかは別の問題である。三井住友信託銀行調査部の村上和也主任研究員がOECD地域統計を基に計算した結果、日本の首都圏の1人当たり可処分所得は2015年の全国平均の1.118倍から2022年には1.084倍に低下した。韓国の首都圏も同期間に1.143倍から1.117倍に減少した。人は引き続き集まっているが、全国平均に対する所得の優位性は減少している。
インドネシアが過密なジャカルタからヌサンタラへの首都移転を推進し、韓国が一部の行政機能を世宗市に移転するのも、首都圏集中を緩和しようとする試みである。東京大学の佐藤康宏教授は「東京とは異なる産業が集まる拠点を育てることで、既存の産業が競争力を失った際のリスクを分散できる」と述べ、「自然災害のリスクも考慮すれば、首都圏集中を緩和することは合理的である」と語った。

世界の主要国では高騰する住宅価格により首都圏を離れる動きが見られるが、東京とソウルではまだその動きは顕著ではない。高い賃金への期待が住宅費の負担を上回っているためである。



* この記事はAIによって翻訳されました。
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