2026. 07. 13 (月)

中国、AIモデルの海外アクセス制限を検討 - 韓国は米中に両手を差し出す

  • 米国の「フェイブル5」シャットダウンから1ヶ月 - 中国もモデル制御を模索

  • 中国、アリババ・バイトダンスとオープンソースの海外アクセス制限を議論

AIで作成された画像 MSコパイロット
AIで作成された画像 [写真=MSコパイロット]


中国政府は、自国の先端人工知能(AI)モデルの海外アクセスを制限する方針を検討している。これは、米国のAIモデル輸出規制に対抗するものであり、米中の覇権競争が半導体を超えてAIモデルの統制戦に拡大する中、グローバルな独自フロンティアモデルを持たない韓国の「二重依存」構造が試練に直面している。
 
13日、IT業界と外信によると、中国商務部は最近、アリババやバイトダンスなどの主要技術企業と会議を開き、未発売のモデルを含む最先端AIモデルの海外アクセス制限について議論した。制限対象にはクローズドソースだけでなくオープンソースモデルも含まれ、AI技術の流出や盗用を国家安全法上の犯罪とする方針も検討された。また、中国のAIスタートアップに資金を提供できる事業主体を制限する案も議論されたという。
 
これは、米国の制御措置に対する反撃の色合いが濃い。先月12日、米国の輸出規制指針に基づき、アンソロピックのフロンティアモデル「フェイブル5」と「ミトス5」サービスが中断され、今月1日に復元されるまで、政府命令による初のグローバルAIモデルシャットダウン事例として記録された。その後、アリババが社員の「クロードコード」業務使用を禁止し、メタが北京の指示で中国系AIスタートアップのマヌスとの運営・データ共有を全面中止するなど、両国間の報復措置が続いている。
 
問題は、世界中の開発者がすでに中国製の低コストモデルに深く依存している点である。ブルームバーグが世界最大のAIモデル仲介プラットフォーム「オープンラウター」のデータを分析した結果、6月最終週時点で中国モデルのトークン処理シェアは48%で、米国(20%)の2倍以上を占めている。1年前の米国74%、中国20%から完全に逆転した。オープンラウターは単一APIで400以上のAIモデルにアクセスできるプラットフォームであり、開発現場の実際のモデル選択を示す重要な指標である。中国製のオープンソースモデルの価格は、米国の先頭モデルに比べて60〜90%安い。
 
韓国の状況はさらに複雑である。高性能のクローズドモデルは米国に、低コストのオープンソースは中国に依存する二重依存構造である。国内のスタートアップの多くがディープシークやキューワン系列のオープンソースを基盤モデルとして活用しているため、中国がオープンソースまで制限する場合、サービス基盤自体が揺らぐ可能性がある。
 
それにもかかわらず、国産の代替案はまだ道半ばである。政府が推進中の「独自AIファウンデーションモデル」事業モデルは、科学技術情報通信部の自己評価でもグローバル20位圏内にとどまっている。
 
国内1位のLG AI研究所「K-エクサワン」は、グローバル評価機関アーティフィシャルアナリシスインテリジェンス指数で32点を獲得し、オープンウェイトモデル基準で世界7位にランクインしたが、フロンティアモデルであるグーグル「ジェミナイ3プロ」とオープンAI「GPT 5.0」(各73点)の半分にも満たない。実使用指標はさらに厳しい。週に25兆トークンを処理するオープンラウターにおいて、国産モデルはアップステージの「ソーラプロ3」の累積処理量が数十億トークンにとどまり、存在感は事実上皆無である。
 
このような状況の中で、韓国が打ち出せるカードとしては製造業データに基づくフィジカルAIが挙げられる。フィジカルAIは、ロボットや設備など物理的な世界と相互作用しながら動作するAIを指す。ただし、これも企業ごとの製造データがサイロに閉じ込められ、学習用として共有されない問題や、基盤となるファウンデーションモデルとGPUを米中に依存する循環構造という限界を抱えている。
 
 
 



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