HMMがハンファグループの4つの系列会社(ハンファパワーシステム、ハンファオーシャン、ハンファエアロスペース、ハンファシステム)、KR(韓国船級)と「次世代無炭素推進体系共同開発のための技術協力業務協約(MOU)」を締結したと23日、明らかにした。
協約式は22日、釜山で開かれている「国際造船および海洋産業展(KORMARINE 2025)」のハンファオーシャンブースで行われ、協約式にはHMM、ハンファグループ、KR役職員30人が参加した。
次世代無炭素推進システムはアンモニアガスタービン(GT)と燃料電池(Fuel Cell)を通じて作り出した電力で船舶を運航するシステムだ。 アンモニアガスタービンは無炭素燃料であるアンモニアを燃焼して電力を生産し、燃料電池は酸素と水素が結合する化学反応を通じて電力を生産するため、炭素を全く排出しない。
参加会社は中小型コンテナ船の運航に適したシステムの開発、さらには無炭素推進体系を活用した新しい概念の船舶開発まで共同推進する計画だ。
今回のプロジェクトで、ハンファグループはアンモニアガスタービン、燃料電池などの推進システムの開発を進め、HMMは船舶運航経験をもとに実証を行う。 KRは安全性の検討、規制要件の諮問など、国際認証取得に向けた協力を続ける予定だ。
HMMは日増しに強化される海運分野の環境規制に積極的に対応している。 昨年、グローバル目標と言える2050年の炭素中立を2045年に早期達成するという「2045ネットゼロ(Net-Zero)」を宣言し、LNG燃料およびメタノール燃料コンテナ船を導入するなど、エコ船隊の確保に拍車をかけている。
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