現代グロービスが釜山港の新港に大規模な複合物流施設を構築すると13日、明らかにした。
年間コンテナ物流量規模で世界7位の釜山新港近隣にフォワーディングインフラを用意し、サプライチェーンを強化するという計画だ。 現代グロービスは最近、釜山新港ウンドン開発と釜山新港ウンドン地区2段階背後団地内に複合物流施設構築のための土地買い入れ契約を締結した。 確保した敷地は9万4938平方メートル(2万8719坪)で、サッカー場約13カ所に上る。
現代グロービスは2027年の竣工を目標に、該当敷地に巨大規模のコンテナ野積場と総合物流センターを構築する計画だ。 釜山新港では国内コンテナ物流量の76.6%が処理されている。 今年10月までに2000万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個)の物流量が処理された。
現代グロービスの直営野積場が完成すれば、一度に多量のコンテナを保管することができる。 ターミナルとの距離も近いため、輸出を控えているコンテナの搬入および運送プロセスが一層簡潔になるものとみられる。 独自の野積場を確保しながら、物流大乱などの変数が発生した時にも安定的に対応できるものとみられる。
総合物流センターが竣工すれば、国内に輸入される貨物が入ったコンテナから物品を取り出して検収する作業から保管まで一元化されたサービスを顧客会社に提供することができる。 直営物流センターであるだけに、内部の構造と機能を顧客会社の便宜に合わせて設計することもできる。
現代グロービス関係者は“国内最大港湾である釜山新港に大規模インフラを備え、海上フォワーディング競争力をより一層強化するだろう”とし、“該当物流施設は現在開発中の鎮海(チンヘ)新港とも隣接しており、事業が拡張される可能性が非常に大きい”と述べた。
一方、現代グロービスは最近、グローバル物流事業部門に積極的な投資の動きを見せている。 これに先立ち、来年完工後に事業開始予定で仁川国際空港第2物流団地に地上5階(事務空間含む)、総面積4万4420平方メートル(1万3437坪)規模の物流センターを建築している。 該当物流センターでグローバルeコマース貨物を取り扱うため、分類システムと独自の通関施設を保有した特送場を運営する計画だ。
現代グロービスは、韓国最大の港湾と空港に直営物流センターを確保することになり、現在のフォワーディング事業の主力品目である自動車部品だけでなく、EVバッテリー、冷蔵/冷凍貨物など非系列物量の営業にも乗り出す計画だ。 6月に開催した「2024 CEOインベスターデー」で、グローバルフォワーディング部門事業部分の非系列売上比重を現在の20%から2030年までに60%以上に高めると明らかにしたことがある。 このため、米州や欧州などのグローバル航空・海上拠点におけるインフラ確保も検討している。
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