LG電子が9月6日から5日間、ドイツ・ベルリンで開かれるヨーロッパ最大家電展示会「IFA 2024」に参加し、AIと結合したTV・·家電の未来の姿をヨーロッパ消費者を相手に試演した。
5日、業界によると、LG電子の今年の展示テーマは「共感知能で新しく描き出すAIホーム」だ。 生成人工知能(AI)を搭載したAIホームハブとAI家電で顧客と共感し、顧客の日常をアップグレードする「LG AIホーム」ソリューションを披露した。
LG電子が今回の展示で初めて公開する「LGシンキューオン」は、家の中の家電とモノのインターネット機器を常に顧客とつなぐLG AIホームの核心機器だ。 家電業界で初めてハブに生成AIを搭載した。
LG AIホームで顧客は家族や友人と対話するように、シンキューオンと音声で疎通する。 生成AIが対話の脈絡や周辺環境などを把握し、顧客を最適状態でケアするように家電とモノのインターネット機器を制御する。
◆AIホームで様々なライフスタイル顧客ケア
LG電子によると、横約30mの長さに達する超大型LEDにAIホームイメージを演出したメディアアートを通って展示館に入ると、LG AIホームを具体的に見せる多様なライフスタイル空間が観覧客を迎えた。
まず、観覧客に「アクティブシニア」ライフスタイルを盛り込んだ空間では、LG AIホームが日常生活の中で家事負担を減らす中、引退後の第2の人生を活気に生きていく顧客の姿を見せてくれる。
LGシンキューオンがカレンダー日程を音声ブリーフィングし、タクシー呼び出しを支援するなど、生活全般を細かく管理する。 また、運動日程が終わる頃に洗濯機コースをあらかじめ設定しておいた「機能性衣類」に変えるなど、家電製品が有機的に作動し、家事負担を減らす。 洗濯機にエラーが出ると、原因と解決方法、管理方法も教えてくれる。
LG電子はAIホームのおかげで増えた余暇時間を充実に過ごす方法も提示する。 顧客が専用カメラが搭載されたLGスマートTVでホームトレーニングアプリに接続すれば、AIがユーザーの運動モーションを分析し、正しい姿勢を支援する。
「子供とペット」がある空間では、両足についた車輪と自動運転技術で動く「移動型AIホームハブ(コード名Q9)」が睡眠・学習など子供の生活ルーチンに合わせて照度などを調節するだけでなく、本を読んだり、話を創作して聞かせたりするなど、子供の情緒まで考慮したケアサービスを提供する。
ペットケアに合わせたAIホームソリューションも体験できる。 レーダーセンサーが搭載されたAIエアコンと空気清浄機はペットの動線を感知して風向きを変え、温度・湿度を自動調節する。
ホームパーティーを楽しむのに慣れている「YG(ヤングジェネレーション)世代」オーダーメード空間では、専門シェフが生ゴミを減らす献立を聞いてレシピを推薦されるなど、AIホームハブのLGシンキューオンと対話し、パーティーに合う料理を完成する「AIクッキングショー」を観覧することができる。
◆LG AIホームの根幹、「AIコアテック」の披露
LG電子は今回の展示で、AIホームソリューションの根幹となる「AIコアテック(核心技術力)」も初めて公開した。
AIコアテックはモーター・コンプレッサーなどLG電子の優れたハードウェア技術力にAI技術を融合させたものだ。 AIで製品の使用環境を分析し、最適化モードを提供することで、製品の性能とエネルギー効率の両方を引き上げる。
例えば、LG電子の洗濯機と乾燥機の技術力を象徴する「AI DD(Direct Drive)モーター」はAIが洗濯物の重さ、生地の種類、汚染度を分析し、生地を保護する最適のモーションで洗濯してくれる。
LG AIホームは日常の利便性を向上させるだけでなく、エネルギー効率を高め、持続可能な未来を作ることにも寄与するというのがLG電子側の説明だ。
実際、LG電子の高効率ヒートポンプ冷暖房システムは、AIがエネルギー使用量を分析し、冷暖房モードを最適化し、エネルギーを節約する。 昼と夜、天気などの環境に応じて最適な効率で製品を駆動し、エネルギー使用量をリアルタイムで確認して管理する。
LG電子「Therma V」は外部空気から得る熱エネルギーを活用して室内冷暖房および温水を供給する「空気熱源ヒートポンプ(AWHP)」製品だ。 化石燃料を使った熱で暖房する従来のボイラーに比べ、炭素排出を減らすことができ、エネルギー効率も優秀なのが強みだ。
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