サムスン電子、業界初のSDエクスプレスマイクロSDカードの開発

[写真=サムスン電子]
[写真=サムスン電子]

サムスン電子がマイクロSDカードの新製品2種を開発し、高性能・高容量マイクロSDカードのラインナップ拡大に乗り出す。

サムスン電子は業界で初めて高性能SDエクスプレスインターフェース基盤のマイクロSDカードを開発し、顧客会社にサンプル提供を開始したと27日、明らかにした。

SDエクスプレスはPCIエクスプレス®(PCIe®)仕様を使用する新規SDメモリーカード用インターフェースで、2019年2月に発表されたSD7.1仕様基準の985MB/sのデータ伝送速度を提供する。

サムスン電子は低電力設計技術とファームウェアの最適化で、発熱などマイクロSDフォームファクタ基盤製品開発の技術難題を解決し、爪の大きさほどのフォームファクタでも最高の性能と安定性を具現した。

この製品はSDエクスプレス7.1規格を基盤に、マイクロSDカード最高連続読み取り性能である1秒当たり800メガバイト(800MB/s)と256GBの高容量を提供し、業界最高水準の性能と容量を誇る。

連続読み込み800MB/sは、4GBサイズの映画1本をメモリーカードからPCに5秒以内に伝送できる速度で、既存のUHS-Ⅰカードの連続読み込み200MB/s対比最大4倍まで向上させた。

また、SSDに搭載したDTG(Dynamic Thermal Guard・特定温度以上に上がらないように製品性能を段階的に調節)技術をマイクロSDカードにも初めて適用し、製品温度を最適水準に維持させ、小型フォームファクタで発生する発熱問題を効果的に解決した。

さらに、サムスン電子は最新VNAND基盤の業界最高水準の耐久性を備えた高容量1テラバイト(1TB)UHS-ⅠマイクロSDカードを量産する。

最新の第8世代1テラバイト(Terabit)大容量VNANDを8段に安定的に積み上げてパッケージングし、従来のSSDで具現できたテラバイト級の大容量を小型フォームファクタであるマイクロSDカードでも具現した。 防水、落下、摩耗、X線、磁場、温度変化など極限の外部環境でもデータを安全に保護し、業界最高水準の耐久性を備えている。

256GB SDエクスプレスマイクロSDカードは来月量産し、B2B供給を皮切りに、年内にB2Cを発売する予定であり、1TB UHS-ⅠマイクロSDカードは第3四半期に発売する予定だ。
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