尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は27日、「医療は福祉の核心」とし、「国民の生命と健康保護はすべての基本権の前提になり、自由の前提条件」と強調し、医学部の定員拡大など医療改革推進の意志を明確にした。
尹大統領は同日午後、青瓦台迎賓館で第6回中央地方協力会議を主宰し、「今、(韓国)政府は国民と地域を生かす最後の機会という切迫感で医療改革を推進している」とし、「これは交渉や妥協の対象にならない」と強調した。
尹大統領は「国民の健康と生命を人質に集団行動を行い、国民の生命と安全を脅かすことはいかなる名分でも正当化されない」と指摘した。
特に「医学部の定員2000人増員は、国の憲法的責務を履行するための最小限の必須措置」とし、「現在の状況を基準としてみても、医療脆弱地域に全国平均水準の医師を確保し、公正な医療サービスへのアクセス権を保障するために5000人余りの医師が増員されなければならない」と主張した。
さらに「今、医学部の増員をしても10年後に医師が増え始める」とし「科学的根拠なしに利害関係だけを前面に出して増員に反対するのは受け入れ難い」と付け加えた。
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