Kウェブトゥーンの海外輸出規模が初めて1億ドルを突破しウェブトゥーン産業の売上げが5年連続で急上昇を続けている中、「マンガ強国」である日本での人気も日増しに高まっている。
21日、文化体育観光部と韓国コンテンツ振興院によると、2022年の韓国のウェブトゥーン産業の総売上高は1兆8290億ウォンを記録し、前年比16.8%増加した。これは初めて調査を始めた2017年(3799億ウォン)より4.8倍ほど急成長した数値だ。業界は2023年の売上が2兆ウォンを越えると推定ししている。
特にネイバーとカカオのウェブトゥーンプラットフォームが海外で大きな人気を集めたのが影響を及ぼした。グローバルモバイル市場データ分析企業センサータワーが発表した「2023年全世界漫画アプリ市場インサイトレポート」によると、世界ウェブトゥーンプラットフォーム売上1位はカカオピッコマ、2位はLINEマンガ、3位ネイバーウェブトゥーン、4位カカオページの順だ。
何よりも注目に値するのは、世界的な「マンガ強国」と呼ばれ、最大の市場とされる日本での成果だ。「2023ウェブトゥーン実態調査」によると、Kウェブトゥーンの海外輸出全体比重で日本は半分に近い45.6%を占めた。
現在、日本で最も大きな人気を博しているKウェブトゥーンアプリケーション(アプリ)は、カカオピッコマとラインマンガであり、それぞれ累積ダウンロード数4000万回を突破した。
カカオピクコマは2016年4月に日本でローンチングして以来、2020年7月からずっと日本国内のデジタルマンガプラットフォーム占有率1位を守っている。発売以来、累積売上は約26億ドル(約3兆4112億ウォン)に上る。
このように日本市場でピッコマが人気を得ることができたのは、主にスマートフォンでウェブトゥーンを消費する環境に合わせたユーザー環境・経験(UI・UX)を適用したことが挙げられる。1話のコンテンツをエピソードごとに分けてダウンロードできる方式で読者に提供し、利用者の好みに合わせて鑑賞できるピッコマのビジネスモデルが現地の人たちに好評を得たという評価だ。
ネイバーウェブトゥーンの日本語サービスであるLINEマンガも、独自コンテンツの人気に支えられ、高い売上を記録している。昨年、LINEマンガと電子書籍販売サイト「eBookJapan」の日本年間取引額は合算約9000億ウォンを突破した。特にLINEマンガは発売初期、日本の出版漫画をデジタル化するサービスとしてスタートした後、オリジナル連載作品の比重を次第に拡大した。
LINEマンガは昨年第4四半期から今年1月まで、日本のウェブトゥーンアプリの月間利用者数(MAU)1位を維持している。
一方、Kウェブトゥーンの人気とともに、韓国の出版漫画事業も好況だ。韓国コンテンツ振興院が発表した「2023年上半期のコンテンツ産業動向分析」によると、韓国の漫画市場の輸出額は前年対比71.3%大幅に増えた。また、コンテンツ産業従事者は同期間0.5%減少したのに対し、漫画従事者は5.1%増加した。
K-POPを皮切りにK-ドラマやK-映画、K-コスメとK-フードからK-ウェブトゥーン・漫画まで韓国の多様な文化とコンテンツが世界中の人々を魅了している。
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