韓国主導のグローバル食品規制機関長級協議体「APFRAS」発足

[写真=聯合ニュース]


アジア太平洋食品規制機関長協議体「APFRAS(アプラス)」が食品医薬品安全処の主導で発足した。韓国がアプラスの初代議長国に選出され、アジア太平洋地域の食品政策を率いることになった。

23日、食品医薬品安全処によると、アプラスは急変する食品環境およびグローバルイシューにアジア太平洋地域の食品規制機関が連帯して対応するために組織された。韓国、オーストラリア、ニュージーランド、ベトナム、フィリピン、インドネシア、中国、シンガポールなど8つの加盟国が参加した。

食品分野のグローバル共通課題解決と規制調和を目標に構成された各国食品規制機関長級協議体は、アプラスが初めてだ。食品医薬品安全処は、アプラスを通じて国家間の非関税障壁を解消し、韓国の食品基準を世界基準に拡散するという目標だ。

このため、食品医薬品安全処のオ・ユギョン処長は、アプラス初代議長を務める。今月11日に開催された第1回会議で韓国がアフリカ初代議長国に選出され、オ氏が議長に選任された。韓国は今後3年間、議長国として事務局の設置や実務を担当する作業部会の運営、加盟国間の疎通などの任務を遂行する。

会議で加盟国は、アプラス運営規定(TOR)を採択し、作業部会の運営と戦略目標達成に向けた履行課題も議決した。今後、アプラス実務グループはアジア太平洋地域内の食品規制環境を分析し、食品安全管理のデジタル化と食品分野炭素中立方案を深層的に議論する予定だ。

また、アプラス「ソウル宣言文」を採択し、食品安全のために新しいグローバルイシューを迅速に分析する。これによる国際食品環境変化に協力対応することにした。アジア太平洋地域の安全な食品流通環境づくりと共通課題解決のための協力体系強化も約束した。

アプラス会議は年1回開催され、来年の会議は議長国である韓国のソウルで開かれる予定だ。

オ氏は「アプラス議長に選出されただけに、新しい食品安全イシューと変化を迅速に把握し、会員国の食品安全水準を高めるのに韓国が先導的な役割を果たせるよう最善を尽くす」とし「より多くの国家がアプラスに参加できるよう努力する」と明らかにした。

一方、アプラス第1回コンファレンスおよび会議は去る10日と11日にソウルマリオット東大門で開催された。この日の行事にはアプラス加盟国の食品規制機関、世界保健機関(WHO)および国際食品規格委員会(CODEX)代表団、産・学・研関係者など約250人が参加した。
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