5月の企業体感景気、前月と同じ・・・「製造業は鈍化、非製造業は改善」

[写真=聯合ニュース]


5月の企業の体感景気が先月と同じ水準を維持した。中国の新型コロナウイルス感染症(コロナ19)封鎖と物流費および原材料価格負担で製造業は鈍化した。しかし、社会的距離置の確保解除の影響で非製造業業業況は改善された。

25日、韓国銀行が発表した「5月の企業景気実査指数(BSI)」の結果によると、全産業業況実績BSIは86で前月と同じだった。これは昨年12月以来の最高値だ。全産業BSIは1月からコロナ拡散の余波で3ヶ月連続下落したが、4ヶ月ぶりに反騰に成功した後、2ヶ月連続最高値を継続したのだ。

BSIとは企業が認識する景気状況を示す指標で、否定的だと答えた企業が肯定的だと答えた企業より多ければ100を下回る。

製造業業況BSIは1次金属(-10ポイント)が中国内主要都市封鎖措置などにともなう需要鈍化で下落し、その他機械・装備(-5ポイント)も半導体およびディスプレイ製造用機械装備受注鈍化、中国内主要都市封鎖措置などにともなう生産および物流支障で下落した。

企業規模別・形態別では大企業は前月と同じ反面、中小企業は3ポイント下落し内需企業は5ポイント下落した。原材料と人件費の上昇が影響を及ぼした。輸出企業は4ポイント上昇した。

5月の非製造業業況BSIは事業施設管理・事業支援・賃貸(+8ポイント)、不動産業(+7ポイント)、芸術・スポーツ・余暇(+7ポイント)などが上昇した。旅行斡旋や運送装備賃貸および対面行事需要が増加し、商業施設賃貸収益が改善された中でスポーツおよびレジャー施設利用客も増えた影響だ。

企業各社は来月、経営環境が改善されるだろうと見込んだ。6月の電算業況展望BSIは87で、前月比1ポイント上昇した。製造業業況展望BSIは1ポイント下落した87を、非製造業業況展望BSIは1ポイント上がった86をそれぞれ示した。

消費者・企業を合わせた心理指標である経済心理指数(ESI)循環変動値は104.2で前月より0.3ポイント下落した。これは昨年5月(103.2)以来、最も低い水準だ。
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