LGエネルギーソリューション・LG化学、IPO通じてバッテリー設備・素材資金12兆確保

[LGエネルギーソリューション・LG化学、IPO通じてバッテリー設備・素材資金12兆確保]


 
LGエネルギーソリューションが来月、企業公開(IPO)を通じ、大規模な資金を調達する計画だ。大株主であるLG化学も旧株の売上を断行し、一緒に資金を調達するという方針だ。両社は今回のIPOで調達した資金をそれぞれバッテリー生産設備と素材部門に投資するものとみられる。今回の投資を通じ、同時にグローバル最大規模のバッテリー関連企業に跳躍するという予測が出ている。
 
8日、バッテリー業界によると、LGエネルギーソリューションは来年1号の上場を目標に、上場の手続きを迅速に準備している。先月末、IPOの予備審査に通過した後、7日、証券申告書を提出し、上場計画を公開した。
 
これによれば、全体の公募株式数は4250万株だ。3400万株の新株募集(80%)と850万株の旧株の売上(20%)を進める予定だ。公募価格の希望バンドが25万7000ウォンから30万ウォンであることを勘案すれば、上場直後の企業価値は60兆1380億~70兆2000億ウォンに達する。上場直後からNAVER(約65兆ウォン)と時価総額3位の座をめぐって争うことになるものとみられる。
 
企業公開を通じた公募額は10兆9225億~12兆7500億ウォンと集計されている。新株募集でLGエネルギーソリューションが8兆~10兆ウォン程度を、旧株の売上でLG化学が2兆ウォン程度を調達する仕組みだ。
 
上場主体であるLGエネルギーソリューションは調達された資金をバッテリー生産設備作りに投資する方針だ。グローバル最大規模の生産設備を構築し、バッテリー市場を先取りしていくという計画だ。
 
実際、LGエネルギーソリューションは最近、米国のバッテリー工場の増設に向け、有償増資と現地での借入を通じ、約1兆6000億ウォンを調達するなど、米国工場の増設に速度を出している。
 
現在、ゼネラル・モーターズ(GM)とオハイオ州・テネシー州に35GWhの規模のバッテリー工場をそれぞれ建てており、最近はクライスラー、シトロエンなど14つのメーカーを確保したグローバル自動車企業「ステランティス」と40GWh規模の合弁工場計画も発表した。
 
合弁工場の他にも2025年まで5兆ウォン以上を単独投資し、70GWh以上のバッテリー生産能力を追加で確保すると明らかにした。上場の結果によって、LGエネルギーソリューションの設備投資はさらに増えるものとみられる。
 
LG化学は調達した資金をどのように活用するか明示的に公開していない。ただ、バッテリー業界ではLG化学が該当資金をバッテリー素材部門に投資するものと見込んでいる。LGエネルギーソリューションが攻撃的に生産設備を拡充するだけに、大株主であるLG化学もバッテリー素材部門に大規模投資を増やさなければならないという診断からだ。
 
現在、LGエネルギーソリューションが電気車バッテリーを直接製造すれば、LG化学の先端素材部門は陽極材など電気車バッテリーに対する素材を生産している。LG化学が十分な素材を供給できるようになれば、LGエネルギーソリューションも安定的に生産設備を拡充できる仕組みだ。
 
LG化学は最近、6万トン(t)規模の陽極材工場の着工を皮切りに、素材供給に神経を集中している。LG化学は昨年基準、4万t程度に止まった年間陽極材の生産能力を2026年まで26万tの水準に引き上げる計画を発表したこともある。
 
バッテリー業界の関係者は"LGエネルギーソリューションのIPOで、LG化学も共に資金を調達できるようになった"、"LGエネルギーソリューションはもちろん、LG化学も該当資金を投資し、同時にバッテリー設備・素材部門1位への跳躍を試みるようだ"と述べた。
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