LG電子、中国TinnoとLTE通信標準特許のライセンス契約

[LG電子、中国TinnoとLTE通信標準特許のライセンス契約]


 
LG電子がドイツで法的攻防の末に、自社の「LTE通信標準特許」を守り抜いた。LG電子は今後、移動通信分野の研究・開発(R&D)の力をさらに強化し、6G技術リーダーシップの先取りにも取り組むという戦略だ。
 
LG電子は最近、欧州の携帯電話メーカー「Wiko」の親会社である中国「Tinno」とLTE通信標準特許に関するグローバルな特許使用権契約を締結したと2日、明らかにした。
 
今回の契約によって、LG電子は今後数年間、グローバル市場で販売されているWikoのLTE携帯電話について特許使用料を受け取る。代わりに、ドイツでWikoを相手に進行中だった関連訴訟を取り下げる。
 
先立って、LG電子は2018年、ドイツ・マンハイム地方裁判所に、Wikoを相手にLTE通信標準特許3件に対する特許侵害禁止の訴訟を提起していた。2019年、3件をすべて勝訴したLG電子はその後、Wikoが提起した控訴審でも勝った。
 
LG電子は2019年、中国TCLを相手にもLTE通信標準特許と関連した3件の訴訟を提起していた。これと関連し、ドイツ・マンハイム地方裁判所、デュッセルドルフ地方裁判所は今年初め、LG電子の手を挙げてくれた。
 
標準特許とは、関連製品で特定の機能を具現するため、必ず使用するしかない必須技術特許をいう。
 
LG電子はモバイル移動通信分野で、標準特許を多数保有している。スマートフォン事業は撤退したが、関連技術は依然としてグローバル水準の力量を維持している。
 
2029年に商用化が予想される6世代(6G)移動通信分野の研究にも力を入れている。2019年、韓国科学技術院と提携し、関連研究センターを設立したのに続き、今年、グローバル無線通信テスト計測装備製造会社「キーサイト・テクノロジー」とも連携を強化した。
 
8月にはドイツのフラウンホーファー研究所とともに、6Gテラヘルツ(THz)帯域を活用し、室外で通信信号を直線距離100m以上伝送することに成功したりもした。
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