アトミ、 疾病や飢餓児童のために1000万ドル寄付・・・パク・ハンギル会長「困難な状況の中でも分け合うべき」

[写真=アトミ提供]


アトミ(Atomy Co., Ltd)は19日、疾患や飢餓に苦しむ子どもたちのために韓国コンパッションを通じて1000万ドル(約120億ウォン)を寄付したと明らかにした。

去る15日、忠清南道公州市の甫勿農工団地にあるアトミオロットビジョンホール(ATOMY OROT VISION HALL)で行われた寄付伝達式には、パク・ハンギル会長とソ・ジョンイン韓国コンパッション代表が出席し、会場を盛り上げた。

パク会長は「たくさん稼いだから分け合うのではなく、どんな状況でも分かち合えることを忘れてはならないと思う」と述べ、「社会貢献は選択ではなく使命」と強調した。

韓国コンパッションは、今回アトミから受けた寄付金を『ハイチ地震被害を助ける緊急養育補完事業』と『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)緊急養育補完事業』、『アジア地域の青少年養育開発プログラム』、『未結緣(脆弱階層)児童後援金』、『グローイング(Growing)252後援金』などに使う計画だ。

ハイチ地震による被害を支援する緊急養育補完事業は、今年8月に発生したハイチ地震で被害を受けた子どもや家庭のための緊急支援と、46カ所の子どもセンターを再建する事業だ。寄付金全体の47%がハイチ地震の被害を受けた子どもたちや家庭のための臨時的な住居施設提供の支援に使われる予定だ。

アトミは今回の寄付で被害を受けた子どもと家庭、46カ所の子どもセンターの子どもたちがより安全に暮らせる環境が整うことを期待している。臨時的な住居施設提供事業は、アトミの寄付金と世界各国の後援者からの募金額で来年5月までに進められる。

COVID-19緊急養育補完事業は、新型コロナウイルス感染症で苦しんでいる子どもたちとその家庭を支援する事業であり、アジア地域の青少年養育開発プログラムはアジア国家の青少年教育及び訓練プログラムを支援する事業だ。脆弱階層の児童を支援する後援金である未結緣子供後援金は、後援者がいない子どもたちの正常な養育を支援する。またグローイング252後援金は、次の世代のための教育コンテンツの開発に使われる。

アトミは韓国最大のネットワークマーケティング企業として、昨年はグローバル売上高1兆9000億ウォンを達成した。また2019年から今年までの3年間、10%に当たる400億ウォン以上を社会に還元した。創業初期から寄付を続けてきたアトミは、A4用紙に商号を書いてテープでドアに貼るほど生存が切迫していた時もあったが、周辺学校に20万~30万ウォンずつ支援するなど社会還元を常に忘れなかった。

アトミは医療環境が劣悪なカンボジアの医療支援のため、移動診療バスを寄贈するなど、現在貧困や災害で苦しんでいる隣人のための慈善活動に力を入れている。中国ではへき地小学校の授業環境改善と口唇口蓋裂患者たちの手術を支援しており、台湾とマレーシアでは慈善競走プログラムである『アトミラン』を施行し、収益金とマッチング寄付金は全額現地の貧しい隣人や教育環境改善に使っている。

また、すべての法人がマスクや手指消毒剤、ビタミンなどを現地防疫機構と福祉財団に寄付し、現地の人々と共にコロナ禍による困難を乗り越えるために努力している。パク会長は「アトミは常に世界中の人々と共に子どもの幸せを守っていく」とし「分け合いは息をするようにしなければならないこと」と述べた。

国際児童養育機構のコンパッションは、一人の子どもが自立できる成人になるまで全人的に養育することを原則としている。これを通じて家庭が変わり、地域が変化して世の中を変化させるために最善を尽くす。現在、コンパッションは世界的に200万人以上の子どもたちを後援しており、このうち韓国コンパッションは12万人あまりを後援している。

韓国コンパッションのソ・ジョンイン代表は「COVID-19で子どもたちの暮らしはさらに劣悪になり、未来は不透明になった」とし「困難な時期にアトミの寄付は子どもと家族に最も輝く希望を与えた」と説明した。

コンパッションと韓国の縁も深い。韓国戦争(朝鮮戦争)当時、軍の牧師として韓国を訪れたエバレット・スワンソン(Everett Swanson)氏が韓国の戦争孤児たちのための基金を集めたのがその始まりだった。韓国は1993年にコンパッションを受ける国から卒業し、2003年からは後援国になった初の事例となった。

 
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