自営業者、初めて銀行貸出残高「400兆ウォン」突破

[写真=聯合ニュース]


自営業者らの銀行融資の伸び幅が激しい。コロナ禍以降、営業不振に対する金融界への依存度が高まった影響だ。

21日、韓国銀行によると、今年6月末現在の銀行圏の企業融資残高は1022兆1000億ウォンと集計された。これは、2019年末より153兆1000億ウォン(17.6%)増加した数値だ。

このうち、大企業向け融資は20兆8000億ウォン(13.7%)、中小企業向け融資は132兆3000億ウォン(18.5%)ずつそれぞれ増えた。

中期融資のうち個人事業者(自営業者)向け融資の場合、66兆9000億ウォンも増加した。直前の同期(2018年6月末~2019年12月末の36兆4000億ウォン)より83.8%も急増した数値だ。

自営業者の銀行融資残高は、2018年末の313兆8000億ウォンから2019年末は338兆5000億ウォンへと、24兆7000億ウォンが増加した。今年5月末には402兆2000億ウォンを記録し、400兆ウォンを初めて超えた。

これは、コロナによる売り上げ不振が長年続いたためだ。このような状況にも人件費・賃貸料等の固定費は発生し続けている状況である。自営業者の立場では、融資のほかにこれといった代案がないわけだ。これさえも限度額が満たされ、今後追加融資は受けにくくなる見通しだ。

もし、韓国銀行が年内に基準(政策)金利の引き上げに踏み切れば、小商工人らの負担はさらに増大せざるを得ない。これを防ぐため、中小ベンチャー企業部が危機業種の小商工人10万人に年1.5%の金利で1000万ウォンずつ緊急融資を行っているが、力不足という意見が多い。
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