[写真=ロイター・聯合ニュース]
ウォン・ドル相場が20日、高値を更新した。
この日、ソウル外国為替市場でウォン・ドル相場は前営業日の終値より4.2ウォン高い1152.0ウォンで取引を開始した。ウォン相場が1150ウォン台に突入したのは4営業日ぶりだ。また、ウォン・ドル相場は今年最高値を記録した。
米ドルは、変異ウイルスへの懸念に安全資産を好む心理が高まり、主要通貨に比べ強気を見せている。この影響で 米国債券10年の年利回りは10.74bp（1bp=0.01%）下落した1.191%を記録した。安全資産を好む傾向に最も敏感に反応するのは債券市場だが、米国債だけでなくドイツ国債10年の年利回りも取引中に-0.4%まで下落したりもした。
サムスン先物のチョン・スンジ首席研究委員は「全般的なリスクを避ける中、ウォン・ドル相場も1150ウォンを上回るだろう」とし「当分は政府の財政支援や中央銀行の金融緩和の強度が弱まる中、金融市場の変動性は大きくなる可能性があり、これは米ドルに支持力を提供する要因」と述べた。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
