LG電子が人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」にLG OLED TVをアピールする仮想空間を作った。デジタル機器とオンラインコンテンツに慣れたMZ(ミレニアル)世代との疎通を強化するため、メタバース要素を融合させたマーケティング活動のためだ。
21日、LG電子によると、家電業界でどうぶつの森を活用してマーケティングを展開するのは同社が初めてだ。
どうぶつの森は仮想キャラクターが家や村を構えて、隣人と交流するコミュニケーションゲームだ。誰でも簡単に楽しむことができる上、新型コロナで始まったステイホームトレンドにかみ合って、仮想空間で疎通するヒーリングゲームとして人気を得ている。昨年3月に発売された以後、グローバル累積販売量は3000万以上である。
LG電子はゲーム空間に「OLED島」とOLEDの自發光特性に着眼した「LIT島」を作って、OLED TVの強みである4Sを紹介する。4Sは△Sharp:正確なブラックが作る鮮明さ △Speedy:迅速な応答速度と高いゲーミング没入感 △Smooth:滑らかな画面表現 △Slim:ライフスタイル先導のデザインなどを意味する。
どうぶつの森を楽しむゲーマーたちは訪問コードを入力すると、誰でもOLED島に訪問することができる。島ではスポーツ、ゲーミング、映画、ライフスタイル、デザインなどのコンセプトに合わせて飾られた多様なLG OLED TV製品を見ることができる。
LG電子はゲーマーたちにLG OLED TVをより効果的にアピールするため、様々な興味の要素も用意した。例えば、 OLED島に訪問したゲーマーたちがまるで宝探しをするように、島の中に隠されたLG OLED TVを捜す過程で、自然に島あちこちに配置されたLG OLED TVを接するようになる。
どうぶつの森とLG OLED TV(65GX)は昨年末、米時事週刊誌のTIMEが選定した今年最高の発明品(The 100 Best Inventions of 2020)にも選ばれた。どうぶつの森は新型コロナ期間中にたくさんの人に心の休息を提供した点を、LG OLED TVはバックライトなく画素一つ一つが自ら光を出し、深いコントラスト比と鮮明な画質を提供する点がそれぞれ高く評価された。
今回のマーケティングはLG電子がデジタル機器とオンラインコンテンツに慣れたMZ世代との疎通を強化するため、メタバース(Metaverse:現実(Universe)や超越(Meta)の合成語、仮想と現実が融合されて作られる超現実世界を意味する)要素を融合させた活動の一環だ。
LG電子が人工知能技術を活用して具現した仮想のインフルエンサーのKeem Reahもインスターグラム(@reahkeem)にOLED島を見て回りながら、どうぶつの森のゲームを楽しむ映像と写真を掲載するなど話題集めに乗り出した。
LG電子はより多くの潜在顧客にLG OLED TVの強みを広く知られるようになるのはもちろん、ファンダムを創出するのに寄与するものと期待している。
また、LG電子はオンラインに慣れたMZ世代を攻落するため、非対面マーケティングも強化する。客が売り場を訪問しなくても差別化されたデザインを経験できるように、増強現実基盤の商品紹介サービスを開始した。
具体的に△顧客が家に設置されたTVをLG OLEDギャラリーTVに変えて配置して見られるLG OLED AR Experience △様々な大きさの空間にTVの実際のサイズを配置し、空間とTVとの調和を判断して見られるLG TVシミュレータなどだ。
LG電子はCES 2021で披露した仮想展示館をCES展示の終了後も常時運営している。顧客はここに接続し、TV、スピーカー、サウンドバーなど主要製品を体験することができる。仮想展示館のURLはどうぶつの森のゲーム内のOLED島でも見られる。
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