LGイノテック、次世代「車両用ワイファイ6Eモジュール」の初開発に成功

[LGイノテック、次世代「車両用ワイファイ6Eモジュール」の初開発に成功]



LGイノテックが従来の製品よりデータ送信速度が3倍速い車両用ワイファイ6Eモジュールの開発に成功した。

今回の開発によって、LGイノテックは日本主導の車両通信モジュール市場で有利な位置を先取りできることになったという評価だ。

LGイノテックは2日、世界初の次世代ワイファイ技術を適用した「車両用ワイファイ6Eモジュール」を開発したと明らかにした。

車両用ワイファイ6Eモジュールは運行情報、マルチメディアコンテンツなどを制御するインフォテインメントシステム、内部スマート機器、外部共有機を連結する近距離無線通信部品だ。

この製品は6GHz(ギガヘルツ)高周波帯域を使用する次世代ワイファイ6E(6世代の拡張)技術を適用し、1秒当たり1.2Gb(ギガビット)のデータ伝送速度を保有する。 これは従来のワイファイ5より約3倍速いデータ伝送速度だ。

ネットワーク接続にかかる時間も0.002秒で、従来の製品より最大1/7水準に短くなった。

業界によれば、これまで密集度が高く、車両シートをはじめとする構造物の多い自動車内部で無線通信技術であるワイファイ6Eの性能実現が容易ではないという困難があった。

しかし、LGイノテックは無線周波数(RF)、アンテナ技術力を武器に、通信干渉を最小化したRF構造やアンテナを設計、データ送受信性能の向上を通じ、世界で初めて車両用ワイファイ6Eモジュールを開発することに成功した。

氷点下40度から85度の急激な温度変化にも性能を維持できるように設計され、寒さや発熱による製品変形が発生しないようにした。

製品のサイズが小さく、既存のモジュールと互換できるのも長所だ。 システム設計の変更なく、既存の部品と交換さえすればよい。

LGイノテックは今回の新製品開発を契機に、グローバル車両通信部品市場の攻略に積極的に乗り出す計画だ。

来年の製品の商用化を目標に、国内車両部品会社と北米、欧州、日本、中国などグローバル企業に対する積極的なプロモーションを通じ、世界市場占有率1・2位の日本企業を抜いてトップに上がるという腹案だ。

このため、ドイツの車両用ワイファイ6Eチップ供給会社のInfineon Technologiesと共同マーケティングも進めていく。

グローバル市場調査機関のTSRはグローバル車両用のワイファイ通信モジュールの需要が昨年5120万台から2025年8730万台に、70%ほど拡大されるものと分析した。

業界ではLGイノテックの新製品開発を通じ、未来車の電装分野で積極的な振る舞いを見せているLG電子との協業も可能なものと期待している。

「車両内の経験」が重要なキーワードとして浮上しており、データ送受信に向けた車両通信部品が未来自動車の核心部品として浮上するという分析だ。
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