[GGGF2020] 丁首相「ポストコロナ時代、『人中心』のビジョン・哲学が伴わなければ」

[写真=亜洲経済 ユ・デギル記者 dbeorlf123@ajunews.com(9日午前、丁世均首相がソウルザ・プラザホテルで開かれた「Good Growth Global Forum(GGGF)」で演説している)]


「予告なしにやってきたコロナ19(新型コロナウイルス感染症)はデジタル経済への迅速な転換を要求している。しかし『速度』よりも重要なのは『方向』だ。」

丁世均(チョン・セギュン)国務総理(首相)が9日、ソウル中区(チュング)のザ・プラザホテルで亜洲経済の主催で開かれた第12回『Good Growth Global Forum(GGGF)』に出席し、祝辞を通じてこのように述べた。

丁首相はこの席で「ポストコロナ時代の国家競争力を左右するほど重大だ」とし「第4次産業革命時代における『人』の重要性は、いくら強調してもしすぎることはない」と明らかにした。

続けて「科学と技術が発展するほど、人間本来の価値に集中しなければならない。技術発展には必ず『人中心』のビジョンと哲学が伴わなければならない」と主張した。

また『デジタル共生』と『持続可能性』に言及し、「いかなる瞬間でも妥協できない『未来価値』にならなければならない」と強調した。

さらに「類例のないコロナ19と各国の保護貿易主義の強化で多くの企業が困難に直面している」と懸念を示した。

彼は「フォーラムは企業生存戦略の解決策としてデジタルに基づいた『小さな変化』を提案している」とし「その探索の中心には、いわゆる『ABCD』と呼ばれる人工知能(AI)、ビッグデータ、クラウド、デジタル変革(DX)の4つの変化がある」と紹介した。

その中でも丁首相はAIについて変化の主役であると評価した。彼は「私が7月の図書として推薦した『超予測』という本でユヴァル・ノア・ハラリ、ニック・ボストロムをはじめとする世界の碩学たちは未来変化の核心要因としてAIを挙げている」と強調した。

丁首相は「AIは第4次産業革命とデジタル文明の中心軸として、去る200年とは比較にもならないほど、文明の大転換をもたらすだろう」とし「『皆のためのAI時代』に備えなければならない重要な時期である」と力説した。

また「デジタル経済は『データ経済』でもある」とし、「データを保存し、理解するとともに活用できる企業が市場をリードする」の述べ、「『ネットワーク経済システム』にとってデータはコアリソースであり、クラウドはコアインフラであるため」と明らかにした。

そして「こうしたビジョンの上で韓国政府も素早く対応している」とし、ポストコロナ時代の新しい国家発展戦略である『韓国版ニューディール』を取り上げた。

政府は最近、韓国版ニューディールを発表し、『デジタル・ニューディール』と『グリーン・ニューディール』を2つの柱としてデータダム、AI政府、社会間接資本(SOC)デジタル化など10大課題を選定したことがある。

特に丁首相は「D.N.Aと呼ばれるデータ(Data)、ネットワーク(Network)、AI生態系を拡大し、既存の第1、2、3次産業と融合するために拍車をかけている」とし「これを通じた経済全般のダイナミズムを高め、革新が噴水のようにわき上がるデジタル中心地、グローバルメガトレンドを主導する賢い国になる」と約束した。

それと共に「社会全般の包容性を高め、公正性を拡大していく計画だ。企業競争力強化のために規制は果敢に改善していく」とし「企業人が思いきり想像して挑戦できる場を設け、企業経営への意欲が湧いてくるようにする」と述べた。

一方、亜洲経済は今月10日までの2日間、『スモールチェンジ・ディープインパクト、AB-normal時代の到来』というテーマでGGGFを開催する。今回のフォーラムは、コロナ19の防疫守則を遵守し、オフラインとユーチューブの生中継で同時に配信される。
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