LGディスプレイの48インチ型OLED、坡州工場で生産…「中国とツートラック運営」

[LGディスプレイの48インチ型OLED、坡州工場で生産…「中国とツートラック運営」]



LGディスプレイ(LGD)が京畿道坡州(パジュ)工場でも48インチ型OLED(有機発光ダイオード)パネルの量産を推進しているという。

LG電子が7月に発売した48インチ型OLED TVが国内はもちろん、海外でも大きな人気を得て、需要が増加しているためだ。 国内工場を通じて安定的な生産網を確保するものと期待される。

8日、電子業界によると、LGDの坡州工場は55・66・77インチ型など大型TV中心のOLEDパネルを生産している。

48インチ型OLEDパネルは現在、中国の広州工場でのみ生産している。 7月から本格稼動を開始した広州工場は77インチ型と48インチ型をマルチモデルガラス(MMG)モデルで量産する。 8.5世代マザーガラス原板基準で、月最大生産可能量は6万枚だ。

しかし、LG電子が7月に発売した48インチ型OLED TVが市場で大きな反響を得て、坡州工場でも48インチ型パネルの量産を推進することに決定したのだ。

昨年、中国の広州工場の歩留まり(投入数に対する完成された製品の割合)が坡州工場に比べて相対的に低かった点も、国内生産の決定に一部影響を及ぼした。

広州工場は当初、昨年8月に稼動を開始する予定だったが、今年3四半期になってようやく本格的にOLEDパネルを量産している。 これと共に、今年初め、コロナ19によって、中国工場のOLEDパネルの量産計画に支障が生じたりもした。

これにLGDが物量を合わせるため、中国の広州工場と国内の坡州工場をツートラックでパネルの量産を決定したものと解釈される。 ただ、現在は歩留まりが坡州と同等レベルで、まったく問題ない。

坡州工場が48インチ型OLEDパネルを生産し、LCDでOLED事業構造への転換の速度も一層早まる見通しだ。 LGDの関係者は"今年を最後に、国内でLCD TVの生産は中断する予定"とし、"今後、LCDは広州工場でのみ生産することになる"と説明した。

48インチ型TVは従来の大型TVに比べて大きさが小さく、国内ではサブTVとして主に使われる。 ゲームを楽しむ顧客の間でゲーミングディスプレイとして人気がある。 HDMI端子が4つで、TV用、携帯向けなど活用度が高い。

市場調査会社のオムディアによると、40インチ型OLED TVの出荷量は今年12万6000台から来年22万9000台、2022年24万5000台、2024年32万2000に、毎年増加傾向が期待される。

グローバル48イン型OLED TVのパネル生産量の規模もTVが増加することによって、2025年まで年平均24%増えるものと観測される。
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