サムスンディスプレイが中国蘇州の液晶表示装置(LCD)生産ラインをTCLに売却した。
30日、関連業界によれば、サムスンディスプレイは28日、TCLの子会社であるCSOTに蘇州の生産ラインの持分100%を10億8000万ドル(約1兆2700億ウォン)に売却した。
売却と同時に、サムスンディスプレイはCSOTの持分12.33%を7億3900万ドルに確保した。 サムスンディスプレイの関係者は"TCLとの協力関係をつないで行くためのレベル"と説明した。
サムスンディスプレイは最近、「脱LCD」作業を終え、次世代ディスプレイとして注目を集めているQD(量子ドット)ディスプレイへの事業転換の速度を高めている。 昨年10月、QD投資計画を発表した後、先月からQD設備の搬入に突入しており、下半期中に生産ラインセットアップを終える。
最近はLCD事業の整理によって、役員や従業員の一部をサムスン電子・DS(デバイスソリューション)部門に転換配置したこともある。 サムスンディスプレイは早ければ来年から生産ラインの段階別試験稼動を経て、QD製品の生産に突入するという計画だ。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>