SKイノベーションのジ・ドンソプバッテリー代表"電気車バッテリー、今年黒字は難しい"

[SKイノベーションのジ・ドンソプバッテリー代表"電気車バッテリー、今年黒字は難しい"]



"来年は黒字を記録するでしょう。"

最近、記者と会ったSKイノベーションのジドンソプバッテリー事業代表(社長)は今年の黒字の可能性について首を横に振った。 ただ、ジ代表は"今年、工場を建てて熱心に生産しているから、来年には大丈夫だろう"と話した。 SKイノベーションの現状況が大規模な投資に集中されただけに、損益分岐点を超えるのに時間がかかるだろうという意味だ。

27日、業界によると、SKイノベーションの電気自動車バッテリー事業部は1四半期に1049億ウォンの営業赤字を記録した。 ハンガリーコマロムと中国常州工場などが今年の稼働を始め、初期費用が多く反映されたためだ。 これに2四半期も1四半期水準の赤字が予想される。 下半期からは徐々に収益性が回復されるものと見られる。

SKイノベーションは「先受注、後増設」戦略によって、昨年から中国、米国、欧州に広幅投資している。 SKイノベーションは米ジョージア州工場の建設に約3兆ウォンを投入した。 ハンガリーのコマロム工場の建設にも1工場(8500億ウォン)、2工場(9400億ウォン)を合わせて1兆7900億ウォンを投入する予定だ。 1兆1000億ウォンを投資した中国塩城第2工場も設立中だ。

このように数兆ウォン単位の金額をSKイノベーションが投資することはすでに完成車メーカーから受注した金額が60兆ウォンを超えためだ。 これに安定的にバッテリーが供給されれば、収益は追いついて来ると展望している。

今年から本格的に顧客企業の売上が発生し始め、SKイノベーションの売上高は昨年比3倍近く増加する見通しだ。 昨年、6903億ウォンの売上を記録したバッテリー事業について証券業界では今年、1兆5000億ウォン以上の売り上げが出るものと予想した。

グローバル供給量の順位も上昇している。 SKイノベーションは今年上半期(1~5月)に1.3GWhのバッテリーを供給、4.1%の市場シェアでグローバル7位を記録した。 昨年同期(2.0%)比2倍成長した数値だ。

SKイノベーションはダイムラー、フォルクスワーゲン、フォード、現代・起亜自などグローバル自動車メーカーとパートナー関係を結んでいる。 自動車業界がコロナ19以後、第3四半期から工場稼動を再開し、販売増加が予想される。

ジ代表は“内燃機関自動車の販売は大幅に減少したが、電気自動車キャパは大きな影響がない”と説明した。

ただ、本格的な黒字時代は来年以降に可能だろうというのが業界の大方の見方だ。 規模の経済を実現するため、生産量がさらに必要であるからだ。

昨年、金ジュンSKイノベーション総括社長もジョージア州工場の起工式に参加し、"2018年に赤字を記録したバッテリー事業の経営実績も徐々に改善するだろう"とし、"内部的には2021年まで損益分岐点を超えるという覚悟"としていた。

SKイノベーションは次世代バッテリーのハイニッケルバッテリーを欧州中心に生産し、収益性の確保に乗り出す。 ニッケルが多く含まれたこのバッテリーは1回の充電に500キロ以上で運行距離が長く、価格の高いコバルト含有量の割合を減らすことができるのが長所だ。

SKイノベーションは現在、瑞山(4.7GWh)、中国常州(7.5GWh)、ハンガリー1工場(7.5GWh)など19.7GWhの電気車バッテリー生産キャパを保有している。 中国とハンガリー工場が本格稼動すれば、今年末には39.7GWh、米第2工場が完工する2023年には71GWhの生産能力を確保することになる。

SKイノベーションの関係者は"2022年まで投資が予定されているため、この時点を前後に黒字を記録するだろう"とし、"安全で長寿命のハイニッケルバッテリーの開発や量産に拍車をかけている"と述べた。
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