「コロナ19」により、完成車の国内販売2カ月連続「急ブレーキ」

[写真=聯合ニュース(コロナ19の影響によって中国産部品の調達に支障が生じ、起亜自動車の光州工場が稼働を中止した)]


現代自動車など完成車業界5社の内需(国内)販売が2カ月連続10万台を大きく下回った。

自動車市場の停滞にコロナ19事態まで重なり、「販売の崖」への懸念が現実化されたわけだ。これからがもっと絶望的だ。今回の悪材料が長期化し、部品供給の支障などが続くと予想されるためだ。

2日、業界によると、現代・起亜車、韓国GM、ルノーサムスン自動車、双竜車など韓国内完成車5つは、去る2月の内需市場で8万1722台を販売した。前年同期比21.7%減少した数値だ。

特に去る1月(9万9602台)に2012年以来、8年ぶりに内需10万台の販売台数が崩壊した以来、減少値がさらに拡大されたのだ。

何よりも現代車の不振が打撃を与えた。現代車の国内販売は前年同月比26.4%減少した3万9290台にとどまった。起亜自動車も国内では前年同月比13.7%減った2万681台を販売した。

双竜車も先月、内需で前年同月比30%以上減少した5100台を販売した。ルノーサムスンと韓国GM(GM)も同じだ。両社は去る2月、前年同月比それぞれ25.4%、3.8%減った3384台と4978台を販売した。

これら5社の販売不振の共通点にはコロナ19事態がある。これによって先月、中国産の自動車部品の生産に支障が生じ、蔚山(ウルサン)など韓国内完成車業界の工場が相次いで稼働停止事態を経験した。

韓国の完成車業界は、コロナ19の寒波が3月にさらに強まるだろうと予想している。実際に先月、中国の部品供給リスクが解決される前に、自動車メーカーが密集した地域である大邱(テグ)など慶尚道(キョンサンド)地域でコロナ19感染者が発生し、一部の工場の生産が中断された。

現代車の場合、コロナ19による支障で先月、約8万台水準の生産損失を被った。コロナ19の感染者が継続的に増えている状況であるだけに、今後さらに厳しくなりかねないという意味だ。

ひとまず韓国の完成車業界は、非対面マーケティング強化などを通じて活路を模索する計画だ。今月に入ってオンライン販売の強化と消費者心理を刺激するためのプロモーションを拡大するのが代表的な例だ。

さらに、政府もコロナ19による不況を打開するため、個別消費税を6月まで延長した。個消税引き下げで韓国の乗用車ブランド車両は最低70万〜143万ウォンまで自動車価格引き下げ効果を見ることができると予想される。

完成車業界の関係者は、"世界に類を見ない危機状況を打開するために、各地域別の対応策を用意し、早期正常化のために努力する"と述べた。

一方、韓国の完成車業界は去る2月、計42万3490台を海外に販売した。前年同月比8.6%下落した。コロナ19発源地である中国などの市場萎縮で、全体的な実績が減少したと分析される。


 
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