[写真＝聯合ニュース]
新型コロナウイルス感染症（コロナ19）が全国的に拡散し、特別管理区域に指定された大邱を含む嶺南圏（慶尚道） にミネラルウォーターの配達が止まった。
コロナ19で困難を強いられている地域の消費者は、当分の間、飲み水の購入にも困難を経験することになった。
27日、「アイシス8.0」を生産するロッテ七星飲料は、公式モバイルアプリを通じて、大邱（テグ）と永川（ヨンチョン）、慶山（キョンサン）、清道（チョンド）などの一部地域は配送が不可能だと告知した。
注文の急増による物量不足の問題よりも、宅配業者の方針のためだと説明した。
ロッテ七星飲料の公式オンラインモールやアプリで購入したミネラルウォーターは、「工場 - 物流センター支店 - 代理店 - 宅配」を経て消費者に到着する。本社の直営配送を選択すると、工場で中間段階なしにすぐ宅配便送を始めるが、ともかく配送はCJ大韓通運など外注宅配業者が担当する。
ロッテ七星飲料によると、しばらくは配送ができないと告知に明示した大邱と慶北清道などは、政府閉鎖施設の住所が含まれているところだ。清道の場合、韓国内コロナ19の死者12人のうち7人が発生した清道テナム病院の精神病院がある。
宅配業者が該当地域への発送をしないため、自然にロッテ七星飲料側からも製品を送ることができないという説明だ。
ロッテ七星飲料関係者は＂宅配会社が発送不可地域に定めたと聞いている。そのため、私たちだけではなく、オンライン配送をするすべての企業が該当地域に配送するのは難しいはずだ＂と付け加えた。
CJ大韓通運の関係者は、＂閉鎖された施設から配送依頼が来る場合には受取人と連絡を取り、別の場所を決めて非対面配送で処理している。発送地または配送先が大邱・慶北地域の個人顧客配便（C2C）サービスは、来る3月1日から1カ月間無償提供する＂とし、＂特定地域への発送が不可能だという内部指針を定めたことはない＂と述べた。
製造メーカーと物流業者間の混線が消費者の不便に戻ってきたわけだ。
済州特別自治道開発公社が生産する済州（チェジュ）三多水（サムダス）は27日、家庭配送用の公式モバイルアプリを通じて、コロナ19の影響により一部地域は配送が不可であると明らかにした。
該当地域は、△釜山の江西区・沙上区・沙下区・金井区・東莱区・水営区・南区・機張郡 △慶尚南道の金海市・梁山市だ。
済州三多水は済州島の工場で生産した製品を陸地に持ってきて販売する。流通販売は広東制約が務めている。
オンラインモールや大型マートに入るのとは異なり、済州三多水の公式モバイルアプリで注文する件については広東製薬の代理店が出荷を担当する。
広東製薬の三多水配送担当者は、＂最近、釜山・慶南地域の注文量が急増したが、三多水の物量自体が不足してついていけない状況＂とし、＂早ければ来週月曜日（3月2日）から配送が可能になると予想する＂と述べた。
済州三多水とアイシス8.0は、それぞれ飲み水市場のシェア1、2位のブランドだ。
農心の「白山水」も＂最近、コロナ19事態で注文が急増し、配送が遅れている＂と、＂一部の地域に限っては、やむを得ず配送が難しいことを了承していただきたい＂と知らせた。
農心白山数は、コロナ19の拡散以降、出庫量が15％以上増えた。
オリオンは去る17日、済州道と「済州溶岩水」の韓国内販売に合意したと発表してから10日で全国配送に支障が生じた。
済州溶岩水の定期配送の場合、代理店を通じて直接送るが、コロナ19事態によって注文量が増え、通常より3〜5日が遅延される予定だ。一般宅配便配送は一週間以上遅れる。定期注文ではなく、一般配送は来月2日からご注文順に発送する。
業界関係者は、＂地域ごとに平均製品販売量がるが、緊急状況で特に大邱・慶北地域の注文量が急に増え、配送や物量供給に混乱が生じた。全国的にミネラルウォーターの販売が増えた状況であるため、他の地域の物量を代わりに届けることもできない状況だ＂と述べた。
同日基準、大邱・慶北地域のコロナ19累積感染者は1338人だ。
一方、日本政府はコロナ19の感染者が急増した大邱広域市と慶尚北道清道郡を入国拒否対象地域に指定した。日本政府はこの二つの地域から過去2週間以内に滞在したことがある外国人に対しては、入国を拒否することにした。
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