ネイバー、創業以来最大の業績「ウェブトゥーン・フィナンシャルの急成長」

  • ウェブトゥーン、北米月利用者1000万人突破…海外売上高の割合20%達成

  • 昨年11月に分社化したネイバーフィナンシャル、「資産管理プラットフォーム」に

  • LINE‐ヤフージャパンの経営統合でソフトバンクともシナジーを期待

[写真=亜洲経済(ハン・ソンスク代表の就任後、ネイバーの主要業績)]


ネイバー(NAVER)の昨年の売上高が6兆ウォンを突破した。創業以来最高の業績だ。ウェブトゥーン(ウェブ漫画)のグローバル進出の成果が現れ、簡単決済サービスであるネイバーペイがショッピング事業拡大とともに大幅に成長した。ネイバーは、子会社のLINE(ライン)とヤフージャパンの経営統合が今年中に完了すると、検索や広告、エンターテイメント、フィンテックのような様々な分野でシナジーが発生し、さらに大きく成長できるものと予想した。

ネイバーは30日、昨年の売上高が前年同期比18%増加した6兆5934億ウォンを記録したと明らかにした。ネイバーの売上高が6兆ウォンを超えたのは今回が初めてだ。2017年3月にハン・ソンスク代表が就任した後、ネイバーの売上高は毎年1兆ウォンずつ増加した。ハン代表が就任した2017年の売上高は4兆6785億ウォン、2018年は5兆5869億ウォンを記録した。

ネイバーが新しい成長動力にしたウェブトゥーンが目立った成長を見せた。昨年、ウェブトゥーンと芸能人中心の動画ストリーミングサービス「V LIVE」を含むコンテンツサービスの売上高は2095億ウォンで、前年同期比66.6%増加した。これは、他の主な事業部門の中で最も高い成長率だ。昨年第4四半期だけで売上高が前年比118.6%増加した。

ウェブトゥーンのグローバル進出成果の成長率が大きくなった最大の理由だ。昨年第4四半期基準でウェブトゥーングローバル利用者数は6000万人を突破し、北米地域の月間利用者数(MAU)は1000万人を超えた。このうち有料コンテンツの利用者数は年初に比べ3倍以上増え、コンテンツの取引額も前年比60%増加した。ネイバーはウェブトゥーンの売り上げのうち、海外の割合が20%まで上がったと説明した。

ネイバーは、北米地域のウェブトゥーン利用者の75%がZ世代であり、彼らが今後、ウェブトゥーンが成長する基礎になると予想した。Z世代は1990年代半ばから2000年代初めに生まれた若い世代で、スマートフォンのようなデジタル機器に最も慣れている世代だ。

ネイバーは「神之塔」、「ノブレス」のような代表ウェブトーゥンIP(知的財産権)をアニメーションで制作し、欧州と南米にもウェブトゥーンサービスを拡大する方針だ。

ネイバーページを含むITプラットフォームの売上高も前年比28.6%増加した4575億ウォンを記録した。ネイバーは昨年11月に分社化した子会社のネイバーフィナンシャルを通じて、フィンテック市場を主導するという戦略も立てた。

ネイバーフィナンシャルは今年、ネイバー通帳を皮切りにクレジットカードのお勧めサービス、証券・保険のような金融サービスを提供し、資産管理プラットフォームに生まれ変わる。ネイバー利用者のIDをもとに、簡単会員登録と本人認証が可能なサービスも披露する。

また、ネイバーはスマートストアに「ブランドストア」を新設し、200以上のブランドを入店させるという計画だ。まず、今年2月に家電ブランド10社が入店する。ストアの拡大でネイバーのショッピング競争力と決済プラットフォームの影響力はさらに大きくなる見通しだ。

ネイバーは日本のメッセンジャー子会社のLINEとヤフージャパンの経営統合が完了すれば、業績がさらに改善されると見込んだ。LINEは昨年、売上高6632億ウォンを記録したが、5377億ウォンの営業赤字を出した。ネイバーは来る10月に経営統合が完了する前にLINEを売却予定資産に分類し、連結業績から除外する方針だ。

ハン代表は「ネイバーとLINE、Zホールディングス、ソフトバンク4社との間の相乗効果の創出が期待される」とし、「今後、AI(人工知能)と検索、エンターテイメント、広告、テックフィンなど、様々な分野での協力が可能だろう」と述べた。
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