「-2% vs 8%」、ファンドマネジャーに勝ったロボット

[写真=GettyimagesBank]


ファンドマネジャーがロボットにきれいに負けた。ロボット(robot)とアドバイザー(advisor)を合わせて名前を付けたロボアドバイザーファンドの話だ。

16日、ファンド評価会社エフアンドガイドによると、人工知能(AI)アルゴリズムとビッグデータをもとに資産管理をしてくれるロボアドバイザーファンドの収益率は、今年に入って11日まで8.41%を記録した。ファンドマネージャーが運用する韓国内株式型ファンドは、同期間2.14%に達する損失を出した。

ロボットもファンドマネージャーと同じように悪い市場の状況にさらされていた。米中貿易紛争に韓日葛藤まで重なり、株式市場の変動性が大きくなった。バイオ株のショックはもう一度冷水を浴びせた。

株価指数が相対的に大きく揺れた期間を見ても、ロボットはファンドマネジャーを遥かに引き離した。ロボアドバイザーファンドは最近3カ月で1.95%を稼いだ。一方、国内株式型ファンドは同期間5.38%を失った。

二桁で稼いだロボアドバイザーファンドもある。ハイ資産運用が発表した「ロッキー1グローバルロボアドバイザー」の収益率は年初以来15.75%と集計された。

実績が最も悪いロボアドバイザーファンドも株式型ファンドよりはましだった。収益率が最下位の大信資産運用ロボアドバイザーファンドは3.55%をもうけた。

結局、どのロボアドバイザーファンドを買っても金を失うことはなかった。

イ・ソンボク資本市場研究員は、「ロボアドバイザーは人よりも早く対応できる」とし、「証券会社もロボアドバイザーで資産管理の能力を育てなければならない」と述べた。

ロボアドバイザーファンドは庶民には高かった投資顧問サービスにも近寄ることができる。金融界のPBサービスはもちろん、一般的な株式型ファンドよりもはるかに少ない報酬を受ける。

金融当局もこのような点を肯定的に判断して配慮している。金融委員会は先日、ロボアドバイザーもファンド財産を運用することができるようにした。かつてはファンドマネージャーだけが可能だったことだ。ユアンタ(Yuanta)証券のキム・フジョン研究員は「ロボアドバイザーのおかげで安く資産管理サービスを受けるようになった」とし、「関連市場が引き続き大きくなるとみられる」と述べた。

それでもファンドマネージャーが消えるのは難しい。やることが変わるだけだ。ロボアドバイザーファンドを作ることも、直すことも人がしなければならない。

ファンドマネージャーの 面目を立ててくれた商品もなくはない。株式型ファンドが10社のうち8社の割合で損失を出したが、二桁の収益率を上げた商品もある。韓国投資信託運用が発売した「退職年金ロングタームバリュー」は、年初以降15.23%に達する収益を得た。
 
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