「分社」SKケミカル・「合併」LG化学…製薬・バイオで相反する戦略

[「分社」SKケミカル・「合併」LG化学…製薬・バイオで相反する戦略]



SKとLGが製薬・バイオ分野で相反する事業戦略を駆使している。 SKは各事業分野を分離して専門性を強化する一方、LGはLG化学に統合して新薬開発の安全性を高める方針だ。

12日、業界によると、SKケミカルは昨年7月、ワクチン事業部門を子会社のSKバイオサイエンスに分離新設した反面、LGは2017年にLG生命科学を生命科学事業本部に合併させた。

SKは分離の理由として「専門性」を主張した。 現在、SKケミカルはエコ素材と合成医薬品事業を受け持ち、SKバイオサイエンス社はワクチンを、SKプラズマは血液製剤事業を進めている。 SKプラズマはこれに先立ち、2015年、SKケミカルの子会社で設立され、現在、SKディスカバリーの子会社としている。

SKケミカルの関係者は"ワクチン、血液製剤などはグローバル市場から見ても非常に専門性の高い分野であるだけに、専担する会社を新設して専門性を極大化するという戦略"と述べた。

特にグローバル製薬会社と協力する際、化学、製薬、ワクチンなど多様な分野を網羅する企業よりは特定分野に専門性を持った企業が有利だという判断から始まったという説明だ。

LG化学はこれと正反対に併合を通じて「安定性」を強化する方針だ。 2017年、LG生命科学をLG化学に編入した。 LG化学には石油化学や電池、先端素材事業本部が一緒にある。

LG化学はこれを通じ、長期的に革新新薬の開発に必要な安定的な財源を確保するという戦略だ。 新薬開発はたいてい10年以上かかるため、持続的な研究開発(R&D)の費用投資が必須的だ。 LG化学は昨年の売上が28兆ウォンに達するだけに、資金運用の幅が広い。

LG化学の生命科学事業本部は統合後、R&D投資を大幅に拡大した。 合併前の2016年のR&D費用は912億ウォンだった反面、昨年は1238億ウォンまで、35.75%程度急増した。

昨年、生命科学事業本部の売上げ対比の割合から見ると、売上5751億ウォンの21.53%に達する金額をR&Dに投入した。 今年は1800億ウォンまで投資を拡大するという計画だ。 長期的に生命科学事業本部の売上の25%程度をR&Dに投資し、新薬開発に積極的に乗り出す方針だ。
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