EU、来月2日から鉄鋼セーフガード実施...韓国の輸出量は維持できるとの展望

[写真=聯合ニュース]


欧州連合(EU)が輸入鉄鋼にセーフガード(緊急輸入制限措置)を実施することで最終決定した。しかし韓国は国別クォータが設定されて、既存の輸出量を維持できると予想される。

4日、産業通商資源部と外交部によると、EUは同日、鉄鋼セーフガードの調査結果と最終措置の計画を世界貿易機関(WTO)に通報した。セーフガードは、2月2日から施行される。

セーフガードの内容は、一定量まで無関税で輸入し、これを超過する量に対して25%の関税を課す低率関税割り当て(TRQ)方式である。

関連の項目は熱延鋼板、冷延鋼板、厚板、鉄筋など26個である。

EUはセーフガード実施初年度に2015〜2017年の平均輸入量の105%を無関税で輸入する計画だ。セーフガードは、2021年6月まで実施され、毎年無関税クォーターが5%増加する。

クォーターは、国​​ごとに物量を割り当てたものではなく、全体物量だけ決め、決められた量が終われば、その時点から関税を賦課する「グローバルクォーター」方式である。まず、輸出する順番から無関税物量のメリットがあるので早期に輸出するほど有利である。

EUは、特定の品目で5%以上のシェアを占める主要輸出国には、国別クォーターを適用した。

政府は、EUに我々の立場を積極的に伝えた結果、冷延鋼板、メッキ鋼板、電気鋼板など11の品目で国別クォーターを得たと説明した。韓国のみのクォーターなので、他国と競合しなくてもよい。

産業部の関係者は、「主な輸出品目については、わが国に対する国別クォータが設定されていて、既存の輸出量を維持できると予想される」と説明した。

EUは韓国の第4位の鉄鋼輸出対象国で、2017年330万t、29億ドル相当の製品を輸出した。

政府は、鉄鋼業界と官民対策会議を開き、今回の措置の影響と対応計画を議論しており、今後、EUとの補償協議などWTO協定に保障された権利を積極的に行使する計画である。

EUは昨年7月からセーフガードを暫定適用している。

産業部関係者は、「暫定措置では、2015〜2017年の平均量の100%まで無関税なので、今までは輸出は問題なく行われた」と説明した。
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