カカオがソウル峨山(アサン)病院と提携し、人工知能(AI)基盤の医療ビッグデータ事業に本格的に進出する。
カカオの投資専門の子会社であるカカオインベストメントは29日、現代重工業持株・ソウル峨山病院とともに合弁会社(Joint Venture)峨山カカオメディカルデータ(仮称)を設立する契約を締結したと発表した。
カカオ側は「峨山カカオメディカルデータは国内初の医療データの専門会社として、非識別処理で匿名化した病院の電子義務記録(EMR)と臨床試験の情報および予約記録、医療機器稼働率など、国内医療ビッグデータを構造化して統合プラットフォームを開発する計画だ」と伝えた。
カカオは自社のAI技術とプラットフォーム開発・運営ノウハウを積極的に活用し、グローバル水準の医療ビッグデータプラットフォームを構築することを目標としている。
カカオインベストメントと現代重工業の持ち株がそれぞれ50億ウォンずつ出資し、100億ウォン規模の医療データ専門会社として市場の成長に大きな役割を果たすとみられる。
カカオインベストメントのパク・ジファン代表は「良質の医療データとカカオの技術を結合し、医療AI産業が成長できるように生態系をつくって産業を先導していく」と明かした。
一方、産業通商資源部によると、国内医療ビッグデータ市場は2023年には5千600億ウォン規模に達すると予想され、2013年より約6.5倍も成長する見通しだ。
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