オンライン取引された中国産のLMO菜種464kgを緊急手配

[写真=7日午前、政府世宗庁舎農林畜産食品部でジョン・イルジョン国際協力局長が昨年1月から輸入された中国産菜種の種子を追跡調査した結果、一部で輸入承認を受けていない「遺伝子組み換え生物(living modified organism・以下LMO)」菜種が混入されたと明らかにした]


農林畜産食品部は、昨年1月から現在までに輸入された菜種の種子を調べ、LMOと確認された種子と植栽された菜種全量を廃棄措置していると7日明らかにした。

先月15日に江原道で開かれた菜の花祭りで使用された菜種が、中国産の種子用で未承認のLMOであることが明らかになった。

先月29日には忠清南道で承認されていないLMO菜種が大量に栽培されている現場が発覚し、政府が後続措置に乗り出したのだ。

LMOは、生命工学技術を介して遺伝物質を変形させた生命体で、栽培されると他の作物に突然変異などの環境的な問題と生態系の混乱を起こすことがある。

繁殖能力がない遺伝子組み換え生物は、GMO(Genetically Modified Organism)という。大豆や菜種などはLMOで、これを食品・飼料などに加工したものはGMOに分類される。

農林畜産食品部は、先月17から今月7日まで国立種子院と農林畜産検疫本部、国立農産物品質管理院、農村振興庁所属の特別司法警察官など関係機関と合同で輸入業者や栽培農家など6000カ所を対象に全面調査に乗り出した。

この日の調査結果、昨年1月から輸入された中国産菜種の種子は、10社から合計79.6tを輸入したことが分かった。1次検査の結果、6社の47.1tはLMO菜種ではないと確認された。また、江原道太のベントに菜種を供給した4社の32.5tはLMO菜種が混入されたと疑われて、廃棄している。

LMOの混入が疑われた菜種32.5t中19tは、LMO菜種であることが確認された。保管中だったLMO14.2tはすべて焼却し、4.8t分のLMO菜種は56所81haに植栽されていたため、これを全量廃棄した。

残りの13.5t中1tはLMOでないことが判明され、12.1tは調査当時、すでに廃棄されたことが確認された。小規模で取引された464kgの取引先の情報を把握して調査中である。

オ・ビョンソク国立種子院院長は“まだLMOの混入が確認されていない菜種464kgが、インターネットなどを介して、一部販売されたことが分かった”とし“確保された取引先情報などを活用して、今週中に調査・廃棄を完了する計画だ”と述べた。

農林畜産食品部の関係者は“LMOかどうか、病害虫等の安全性が確認されていない植物の種子を無分別に外国から国内に搬入するべきでない”とし“国内では、まだLMO法による環境影響評価が実施されなかった。今回の発見地域の関連機関制御などの措置に、積極的に協力してほしい”
と話した。

(亜洲経済オンライン)


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