大型書籍卸売業序列2位の「ソンイン書籍」不渡り・・・出版社・書店など被害莫大

(写真=聯合ニュース(4日、ソンイン書籍不渡り関連債権団構成などのための会議が行われている)]


国内出版卸売業2位のソンイン書籍が廃業した。2日、20億ウォン規模の手形の支払いができず3日、最終不渡り処理され、印刷・製作会社まで2次被害が懸念されている。

IMF通貨危機の時、一度不渡り事態を経験したが辛うじて再生されたソンイン書籍が再び危機を迎え、オンライン書店の攻勢と大型の卸売業者との過大競争による脆弱な出版流通業界の体質を根本的に改善しなければならないという声が高い。

文化体育観光部が大型書籍卸売業であるソンイン書籍の不渡りによる波紋が出版業界に拡散することを遮断しようと早期鎮火に乗り出す姿だ。

文体部の関係者は4日"資金支援を含めて可能な全ての対策を検討している"、"今日韓国出版人会議をはじめ業界関係者たちを会って、具体的な対策を議論することにした"と伝えた。また、民間企業であるソンイン書籍を再生させるため、政府が直接的に財政を支援するのは難しいものと見て、ソンイン書籍と取引してきた小型の出版社の相次ぐ不渡りを遮断することに主力する方針だ。併せて文体部は他の大型出版物流会社がソンイン書籍を吸収して正常化する案も協議中だ。

先立って政府は1997年の通貨危機の時、ソンイン書籍をはじめたとする卸売出版社が大量倒産の危機に追い込まれたときも500億ウォンを緊急支援したことがある。

一方、ソンイン書籍は200余りの出版社と取引してきており、出版界が抱えるようになる被害額が最大370億ウォンに達するものと推定している。
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