ウシオ電機はフォトレジストを使わずに直接フレキシブル基材などに微細なパターニングができる真空紫外平行(VUV)ユニットを開発した。4月に研究開発向けに販売する。パターニング解像度はラインアンドスペース(隣り合う配線同士の間隔)で5マイクロ―5マイクロメートル以下を実現した。自己組織化膜(SAM)上へのパターン形成や、有機エレクトロニクスの高精度化・高精細化が期待できる。価格は1台550万―750万円(消費税抜き)。 ワークサイズは50ミリメートル角。波長200ナノメートル以下、露光エリアは直径30ミリメートル。露光方式はプロキシミティか、コンタクト。装置本体サイズは幅680ミリ×奥行き700ミリ×高さ620ミリメートル。電源ユニットサイズは幅300ミリ×奥行き450ミリ×高さ280ミリメートル。 使用する窒素ガスは毎分10リットルで、従来のエキシマガスレーザーなどに比べ大幅なコスト低減が可能。 (亜洲経済オンライン) 亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。