ダボス会議で知られるスイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)が4日発表した2013年版の国際競争力ランキングで、韓国は148カ国・地域のうち25位だった。前年から6ランク下がった。
韓国は2007年に11位と最高順位を記録した後、2012年(19位)だけを除き、順位を下げ続けている。今年は2004年(29位)以来、9年ぶりの低水準となった。
分野別には基本要因が18位から20位、効率性増進が20位から23位、企業革新・成熟度が17位から20位に後退した。さらに詳細をみると、マクロ経済とインフラ、市場規模、企業革新、保健・基礎教育、高等教育・訓練が上位20位に入った一方、制度的な要因と労働市場の効率性、金融市場の成熟度は70、80位台と低迷している。
韓国企画財政部は、韓国の順位下落の主因として北朝鮮核リスクを挙げた。ちょうど調査時期に、北朝鮮の3回目核実験に続き、南北経済協力事業である開城工業団地の労働者撤収があった。また、8四半期連続0%台という韓国の低成長も企業家の心理にマイナスの影響を及ぼした可能性が高いという。
一方、今年の競争力トップはスイス、次いでシンガポール、フィンランドと、上位3位に変動は無い。日本は1ランクアップの9位だった。
(聯合ニュース)
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