韓銀、CBDC開発に拍車···今年中に一般人の参加実験が本格化

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韓国銀行が中央銀行のデジタル通貨(CBDC)システムの構築に拍車をかける。今年最大10万人の国民が参加し、商取引で民間デジタル通貨の効用を直接体験する預金トークン実取引テストを本格的に実施する。

15日、韓国銀行は「2023年の支給取引報告書」を発表し、CBDC活用性テスト計画を樹立・推進する一方、アゴラ(Agoŕ)プロジェクトなど国家間支給決済インフラ改善研究をBIS、基軸通貨局と協業して進めていると明らかにした。

昨年10月、金融委員会、金融監督院と共同で始めた「CBDC活用性テスト」は本格軌道に乗った。韓国銀行は機関向けCBDCと共に3種類の民間デジタル通貨を発行・流通できるCBDCネットワーク(CBDCシステム、外部連携システム)を試験的に構築する予定だ。

その中でも今年末、デジタル通貨Ⅰ型(預金トークン)、Ⅱ型(イーマネートークン)が発行・流通され、預金トークンの場合、最大10万人の国民が参加して商取引で民間デジタル通貨の効用を直接体験する実取引テストを実施する。特に、デジタル通貨のプログラミング機能を通じて、特定の使用先で特定物品の購買などに使われるデジタルバウチャー機能が適用された預金トークンを重点的にテストする計画だ。

韓銀の関係者は「実取引テストの場合、システム開発事業者は選定され、業務プロセスを用意する段階」とし、「以後、システム開発を進行し、これを土台にしたかったバウチャー事業のために関連機関と協議している」と明らかにした。

さらに韓銀は今月から国際決済銀行(BIS)、5基軸通貨国など7ヵ国の中央銀行と共同で民間・公共協力プロジェクトである「アゴラプロジェクト」を推進することにした。

アゴラプロジェクトは、機関用中央銀行貨幣と預金トークンを活用して通貨システムの改善可能性を模索するプロジェクトである。これまで各国が進めてきた国内事例中心の実験を越え、海外送金など国家間支給決済の問題点を解決し、これを活性化できるかどうかを調べる計画だ。
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