[写真＝農林畜産食品部提供（2011年に開店し、韓国料理店初のミシュランガイド２つ星を獲得した「Jungsik」）]
韓国の農林畜産食品部と韓食振興院は26日、ニューヨーク・パリ・東京に所在する優秀韓国レストラン8店を発表した。
韓食（韓国料理）の品質向上および消費者保護のために始まった海外優秀韓国料理店指定事業は、2020年8月28日から施行された韓食振興法に基づいて推進された。韓国料理の品質とサービス、寄与度だけでなく衛生、食材保管および管理など消費者の目に見えない部分まで総合評価する。
まず米ニューヨークは「チョンシク（Jungsik）」、「アトミックス（Atomix）」、「 ユン・へウンデ・カルビ （Yoon Haeundae Galbi）」を指定した。
「チョンシク」は2011年に開店し、韓国料理店初のミシュラン（Michelin）ガイド２つ星を獲得したレストランである。
京畿（キョンギ）米、海南（ヘナム）海苔、莞島（ワンド）アワビなど韓国産の食材を活用して清潔な韓国料理を実現した。
[写真＝農林畜産食品部（2022年に世界のベストレストラン50の33位を獲得した「Atomix」）]
「アトミックス」は、国産単一品種のお米と伝統食品名人の醤、唐辛子粉を活用し、韓国食文化・食材・調理法などをハングル発音どおり記載したメニューカードを提供し、多少不慣れな韓食文化を現地人に品格をもって披露する。ミシュランガイド２つ星の韓国料理店であり、権威あるレストラン評価地として挙げられる「世界のベストレストラン50（The World's 50 Best Restaurants）」で2022年に全世界33位（米国1位）に上がった。また、顧客歓待部門で世界1位を記録し特別賞も受賞した。
[写真＝農林畜産食品部（2021年、ニューヨークで10大レストランに選ばれた「Yoon Haeundae Galbi」）]
「ユン・へウンデ・カルビ」は韓国伝統カルビ焼き文化を再現した専門店で、塩、醤油、梅シロップ、味噌など料理に使う主要製品が韓国産である。地元の料理と混ざっていない本来の韓国料理メニューで勝負をかけ、2021年にはニューヨークで10大レストランに選ばれた。
[写真＝農林畜産食品部（パリで韓国式焼き文化を再現している「Soon Grill Marais」）]
「スン・グリル・マーレ（Soon Grill Marais）」はパリで韓国式焼き文化を再現し、サムギョプサル、豚カルビなど多様な焼きメニューと石焼きビビンバ、ねぎのチヂミなどを提供する。
[写真＝農林畜産食品部（伝統漢方参鶏湯と韓国の有名ローカルフードを提供する「Jongno Samgyetang」）]
「鐘路参鶏湯（Jongno Samgyetang）」は鶏を主材料に伝統漢方参鶏湯とともに韓国の有名なローカルフードを提供する。特に世界的な旅行プラットフォームのトリップアドバイザー（Tripadvisor）で現在まで満点（5.0）を記録している。
[写真＝農林畜産食品部（シェフが自ら作った豚の腸詰めが楽しめる「Yido」）]
「イド（Yido）」は、ハングルを作った世宗（セジョン）大王の本名を取った韓国料理店で、 シェフが自ら作ったスンデ（豚の腸詰め）やホルモン料理が有名だ。料理だけではなく、韓屋を連想させる天井と山水画が描かれたカーテンなど韓国の伝統美を具現し、ミシュランビブグルマン（Bib gourmand）に2019年から現在まで上がっている。
[写真＝農林畜産食品部（大韓民国食品名人が漬けた白菜キムチを味わうことができる「Yunke」）]
東京には「尹家（Yunke）」と「ハスオ（Hasuo）」が指定された。
「尹家」のユン・ミウォルシェフは古調理書「是議全書」に記録された白菜キムチの原型を祖母と母に続き3代目伝承し具現している。2015年には大韓民国食品名人第66号に選ばれ、6年連続ミシュラン（Michelin）ガイド２つ星を獲得した名店だ。
[写真＝農林畜産食品部（日本の若い女性に大人気の「Hasuo」）]
「ハスオ」は、宮廷料理を日本の若者世代の好みに合わせて現代的に再解釈した料理を提供する。 特にソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）や口コミで話題となり、若い日本人女性消費者に人気を集めている。
今回指定された韓国レストランは、韓国料理を現地人の好みに合わせながらも多様な韓国産の食材を使用しており、Kフードの輸出拡大に大きな役割を果たしていると評価される。
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