韓中初の首脳会談、25分間実施・・・「緊密な疎通・協力」に共感

[写真=聯合ニュース]


尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は15日(現地時間)中国の習近平主席と会い、「 中国と緊密に疎通しながら相互尊重と互恵に基づいた成熟した韓中関係に向け協力していきたい」と述べた。習主席も「韓中関係」を「互いに引っ越しできない隣人関係である」と表現し、「真の多国間主義を共に作ろう」と提案した。

尹大統領と習主席は同日午後、インドネシア・バリ島のあるホテルで約25分間、初の韓中首脳会談を行った。両首脳の会談は2019年12月に中国で開かれた韓日中首脳会議を契機に当時の文在寅(ムン・ジェイン)元大統領と習主席が会って以来3年ぶりのことだ。

尹大統領は「今年3月の電話会談と8月の韓中国交正常化30周年祝賀書簡を交換し、新しい韓中協力の時代を切り開いていこうということで共感した」とし「経済交流、人的交流を含め韓半島(朝鮮半島)と域内平和の安定、ひいては気候変動、エネルギー安全保障といったグローバルイシューについても共に疎通し協力していくことを期待する」と述べた。

さらに「韓国政府の外交目標は、東アジア国際社会の自由・平和・繁栄を追求し、貢献していくこと」とし、「その手段と方法は普遍的価値と国際規範に基づいている」と説明した。続けて「国際社会の自由・平和・繁栄を追求する上で中国の役割が非常に重要だ」とし「これが両国の共同利益に合致するもの」と強調した。

尹大統領に先立って発言した習主席は、「世界が新たな激動の変革期に入り、国際社会が前例のない挑戦に直面している今、(両国は)引越しできない隣国であり、切り離せないパートナーだ」とし、「地域平和を維持し世界繁栄を促進する上で重要な責任があり、広範囲な利益関係がある」と強調した。

また「中国は韓国側と共に中・韓関係を維持発展させ主要20ヶ国(G20)など多国間プラットフォームでの疎通と協力を強化し、『真の多国間主義』を共に作って世界により多くの肯定的なエネルギーと安定性を提供することを願う」と述べた。

首脳会談後に大統領室は報道資料を通じて、両首脳が △韓中関係の発展方向 △韓半島問題  △域内・グローバル情勢など相互関心事について話し合ったと紹介した。

まず両首脳は、両国の交流と協力が1992年の国交正常化以来飛躍的に成長してきたことを評価し、今年の国交正常化30周年を迎え、両国関係を相互尊重と互恵、共同利益に基づいて、より成熟して発展させていこうということで意見が一致した。韓中自由貿易協定(FTA)第2段階交渉の早期終了にも意見が一致した。
 

[写真=聯合ニュース]


一方、最近北朝鮮が前例のない頻度で挑発を続け、域内の核・ミサイル脅威を高めていることについて尹大統領は「国連安全保障理事会常任理事国であり、隣接国として中国がより積極的かつ建設的な役割を果たしてくれることを期待する」と述べた。

習主席は「両国が韓半島問題に共同利益を持つ」とし「平和を守護しなければならず、韓国が南北関係を積極的に改善していくことを希望する」と明らかにした。
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