[写真=聯合ニュース]
先月、韓国の輸出は558億ドルを記録し、貿易史上最高値を達成した。7月に輸出額で最高値を記録してから、わずか2ヵ月ぶりに最高値を更新した。
産業通商資源部は1日、9月の輸出額が昨年同期比16.7%増の558億3000万ドルを記録したと明らかにした。
今月の輸出額は貿易統計を取り始めた1956年以来最も多い数値だ。従来の最高記録は今年7月、554億8000万ドルだった。
操業日数を考慮した一日平均輸出額は26億6000万ドルで、これも貿易史上最大の実績だ。先月の操業日数は21日であり、昨年9月より2日少なかった。
これで月別輸出は昨年11月から11ヵ月連続で増加している。同時に7ヵ月連続して二桁の成長を続けた。
品目別には、15の主力品目のうち8品目が増加傾向を示した。
秋夕（チュソク・旧盆）連休の休業などで操業日数が減ったため、自動車、車部品、船舶など他の月より減少した品目が多かった。それにもかかわらず、半導体や石油化学、鉄鋼などの中間財とディスプレイ、無線通信機器、コンピューターなどIT品目が二桁の増加率を示し、全体上昇傾向を牽引した。
特に輸出トップの半導体は28.2%増の121億8000万ドル分が輸出された。これは今年最高の実績であり、歴代2番目に高い月輸出額だ。
輸出2、3位の品目である石油化学と一般機械も51.9%、7.9%それぞれ増加し、電気自動車（46%）、システム半導体（32%）など有望新産業も大幅に増え、歴代9月の輸出額の中で1位を達成した。
中小・中堅企業の輸出比重が高い農水産食品、化粧品、プラスチック、生活用品など有望消費財品目は歴代9月の輸出額のうち1～2位にあがった。
地域別では、9大主要地域への輸出が軒並み増加した中、新南方（ASEAN+インド）地域への輸出が史上最高値を記録した。米国、欧州連合（EU）への輸出も過去9月の中で最も多かった。
今年1月から9月までの累積輸出額は4677億ドルであり、史上同期間トップだ。第3四半期の輸出額（1645億ドル）も過去の全ての四半期実績を上回った。
先月の輸入は44.0%増加した515億6000万ドルと集計された。貿易収支は42億ドルとなり、17ヵ月連続の黒字を続けた。
ムン・スンウク産業部長官は「月輸出額と一日平均輸出額がいずれも過去最高を更新し、輸出の歴史を塗り替えた」とし「グローバル競争力を備えた大企業の役割のほか、革新的なアイデアと技術力でグローバル市場での立地を広げる中小・中堅企業の努力が大きな役割を果たした」と評価した。
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