LGイノテック、世界最高性能「エコマグネット」の開発

[LGイノテック、世界最高性能「エコマグネット」の開発]



LGイノテックが環境まで考えた業界最高の技術力のマグネット(磁石)を発売し、注目を受けている。

LGイノテックはマグネット専門企業、ソンリム先端産業とともに、世界で最も強い磁力を持った「エコマグネット」の開発に成功したと13日、明らかにした。今回の開発によって、LGイノテックは中国、日本主導のマグネット業界で、市場攻略の契機を築くことになった。

エコマグネットは希少価値の高い重希土類の使用量を従来比60%ほど減らした磁石だ。車両モーター、スマートフォン用カメラ、オーディオスピーカー、風力発電機などに入る必須の素材だ。駆動が必要な製品に装着され、磁石の力で動力を提供する。

これまでマグネット分野は日本が世界最高の技術力を、中国は価格競争力を前面に出し、市場を主導してきた。特に、中国は自国で生産する重希土類を武器に、全世界の需給を左右し、グローバル市場を掌握している。韓国も重希土類の大半を中国などから輸入している。

LGイノテックはこれを解決するため、2017年から重希土類を減らしたエコマグネットの開発に本格突入、2019年から業界最高性能の確保に力を入れてきた。このため、国内企業の中で、「重希土類の低減技術」を保有したソンリム先端産業と力を合わせた。

エコマグネットは、技術力と品質で、40年近く業界を導いてきた日本を抜き、家電および車両ステアリングモーター用磁石性能を世界最高水準の14.8kG(磁石の強さの単位)まで押し上げた。業界はこの磁石の技術的性能限界値を15kGと見ている。

一方、LGイノテックはマグネット技術先導立地を確実にするため、希土類を全く入れない「無希土類」の開発にも拍車をかける計画だ。
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