[アシアナ航空、コロナワクチンの完成品 初の海外輸送]
アシアナ航空が新型コロナのワクチンを成功的に輸送し、今後、国内輸送に向けた足場を作った。
アシアナ航空は29日午前10時20分、仁川発-モスクワ行きの貨物機OZ795便で新型コロナのワクチンの完成品を運送すると明らかにした。 25日、初の運送以降、2度目だ。 該当のワクチンはロシアで開発した「スプートニクV」製品で、国内の製薬会社である韓国コーラス(ＧＬラファの子会社)が委託生産した物量だ。
アシアナ航空は今回のワクチンの輸送のため、運送初期段階から荷主、代理店とともにパートナーシップを結んで、包装から航空運送までに全プロセスにわたってコンサルティングを進行した。
特に、当該ワクチンは氷点下20°Cで保管・運送が必要で、「生産工場→アシアナ航空の仁川貨物ターミナル→航空機→モスクワ貨物ターミナル」に運送の全過程のコールドチェーン(低温流通体系)の維持に注意を傾けているとアシアナ側は説明した。
これに先立ち、アシアナ航空は9月から貨物運送の専門人材で構成されたワクチンタスクフォース(TF)を組織し、新型コロナワクチンの輸送に備えてきた。 △特殊コンテナ会社との契約を通じた運送手段の準備 △仁川空港貨物ターミナル内の特殊倉庫施設の再整備と拡充 △海外支店のコールドチェーン施設の現況点検 △ドライアイス特別許可申請ための関係機関協議などを進めてきた。
アシアナ航空の関係者は"特殊コンテナ会社5社との契約を通じて、極低温(-60°C以下)、冷凍(-20°C)、冷蔵(2~8°C)の輸送が全て可能なコールドチェーンの構築に努めた"、"徹底した準備をもとに、25日の1次輸送を成功的に終え、ワクチンの輸送能力を立証し、このような経験をもとに、韓国のワクチンの導入が開始されれば、より安全に国民に伝えられるように最善を尽くす"と述べた。
一方、アシアナ航空は昨年6月、国際航空運送協会（IATA）から医薬品航空運送品質認証の「CEIVファーマ」（Center of Excellence for Independent Validators Pharma）資格を先制的に確保している。
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