ソウル市が9年ぶりに水道料金の引き上げを推進する見通しだ。
7日、ソウル市によると、市は今月6日に「ソウル特別市水道条例一部改正案条例案」を立法予告し、25日までに改正案に関する意見を受け付ける。改正案によると、家庭用の場合、現行の累進制が廃止され、1㎥当たり2021年に430ウォン、2022年には500ウォン、2023年からは580ウォンに引き上げられる。
現在は、0~30㎥、30~50㎥、50㎥以上に使用量区間を分け、それぞれ1㎥当たり360ウォン、550ウォン、790ウォンの料金を課している。ソウル市上水道事業本部は、現在、月平均料金8640ウォンを支払う4人家族は、来年に引き上げられた料金が適用される場合、追加負担として1760ウォンが発生すると予想した。
一般用は0~50㎥が800ウォン、50~300㎥が950ウォン、300㎥を超えると1260ウォンの3区間に分けられた現行の累進制を、来年は0~300㎥超1150ウォン、300㎥超1150ウォンの2区間に簡素化する。2022年には統合して使用量と関係なく一括的に1160ウォン、2023年からは1270ウォンに変更される。
ソウル市は引き上げの理由について「上水道料金を現実化し、上水道事業の財政赤字を改善することで、施設投資および上水道運営システムの高度化などのための財源を確保しようとするため」と説明した。累進体系の廃止は公平な料金負担の原則を確立しようとする意味だと明らかにした。
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