サムスン電子、米カプセルコーヒーマシーン1位メーカーのCTO迎え入れ

[サムスン電子、米カプセルコーヒーマシーン1位メーカーのCTO迎え入れ]



サムスン電子が米カプセルコーヒー市場1位「Keurig」のマーク・チェ最高技術責任者(CTO)を電撃的に迎え入れた。 「ポストコロナ」時代の変化に歩調を合わせ、カプセルコーヒーマシンなど消費者の潜在的な需要を引き出す新家電の開発に拍車をかけることが見込まれる。

26日、関連業界によると、サムスン電子は最近、マーク・チェ生活家電先行開発チーム長(専務)を迎え入れた。 チェ専務はサムスン電子の入社前はフォードとウォールプールを経て、KeurigでCTOを歴任したことがある。

◆サムスン電子、カプセル飲料進出の見通し…モジュール型浄水器の形になることも

生活家電先行開発チームは新しい製品を構想するところだ。 サムスン電子は内部に研究開発(R&D)組織を3段階に分けて運営しているが、先行開発チームは1~2年以内に市場に披露する商品化技術を開発する役割を担っている。 世界初の無風エアコン、洗濯途中に洗濯物を追加できる「アドウォッシュ」ドラム式洗濯機などサムスン電子の生活家電事業のヒット作も先行開発チームが主導して作ったという。

業界ではサムスン電子がカプセル型飲料市場への進出を念頭に置いてチェ専務を迎え入れたものと見ている。 コロナ19事態をきっかけに、自宅でコーヒーを楽しむ人たちが急増しているトレンドを反映したという解釈だ。 実際、市場調査会社のユーロモニターによると、米国家庭の40%以上がカプセルコーヒーマシンを保有している。 国内市場も同様に2015年の2兆5000億ウォン規模から今年は5兆ウォンにまで成長するものと予想される。

サムスン電子が該当製品を「モジュール型浄水器」で披露する可能性もある。 同社は「浄水・冷水・冷温水アップグレード可能な浄水器の販売」案件を産業通商資源省に申請し、先月、規制サンドボックス事業臨時許可を受けた。 モジュール型浄水器は既存製品と違って、必要に応じて浄水器機能を選択して組み立てる形式だ。 カプセルコーヒーを利用可能なキットが登場する可能性もあるというのが業界関係者らの話だ。

◆醫靴管理機、化粧品冷蔵庫…今年はサムスンも家電に「オールイン」

新家電事業は家電メーカーが競争的に力を入れている分野だ。 普及率が高く、製品の寿命が相対的に長い方であるテレビや洗濯機、冷蔵庫、エアコンなど従来の家電製品は需要が停滞している状況であるからだ。 これによって、消費者の潜在的な需要を発掘、製品化する方式で収益性改善を導くというのが業界の目標だ。

LG電子は新家電分野で最も進んでいるメーカーと評価されている。 LG電子は2011年、「LGスタイラー」を発表し、当時は馴染みが薄かった衣類管理機市場を開拓した。 続いてサムスン電子とコーウェイなど後発走者が加わったが、LG電子は依然として80%近いシェアで1位を記録している。 水拭き掃除が可能な「コードゼロA9」を掲げ、無線掃除機市場の先頭を走っている。

カプセル型クラフトビール製造機「LGホームブルー」は次世代の新家電として注目されている。 カプセルさえ入れれば、発酵から洗浄までクラフトビールを作る全過程を自動進行する製品だ。 昨年1月、米ラスベガスで開かれた家電博覧会「CES 2019」で初披露されて以来、同年7月からは正式販売に入った。

相対的に新家電事業に消極的だったサムスン電子も頭を悩ませている。 サムスン電子も今年、多様な形態の新家電の販売に力を入れる方針だ。

今年1月に「CES 2020」で公開された靴管理機は「シュードレッサー(Shoe Dresser)」という名で発売を控えている。 衣類管理機「エアドレッサー」の原理を活用したシュードレッサーは靴の匂いや湿気を取り除き、最適の状態に維持する製品だ。 ワインやビール、化粧品を保管するキューブ形の小型冷蔵庫3種、新しいブランドのロボット掃除機の新製品も発売が間近だ。
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