トランプ氏「サウジ・ロシアが減産するだろう」・・・サウジ、OPEC + 緊急会議要請

  • ツイッターを通じて「ビン・サルマーン、プーチンと通話…1000万バレルの減産発表期待」

  • サウジの緊急会議要請にロシアが応じるかどうかが変数…原油価格一時30%高騰

[写真=トランプ米大統領のツイッター]


ドナルド・トランプ米大統領が、サウジアラビアとロシアが原油価格戦争を止めるよう合意したと2日(現地時間)主張した。

トランプ大統領はこの日、ツイッターを通じてサウジのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子と通話しており、ビン・サルマーン皇太子はロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会話を交わしたとし、彼らが間もなく減産を発表することを期待すると明らかにした。

先立って先月30日、トランプ大統領はプーチン大統領と電話会談をし、国際原油価格について議論したと伝えた。

続けて、減産量は1000万バレルになると予想され、最大1500万バレルになるかもしれないと主張した。

トランプ大統領の仲裁ニュースに、米ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)の取引中の先物価格は一時35%まで上昇し急騰した。北海で生産されるブレント原油の先物価格も24%前後の上昇を記録した。

トランプ大統領はこのような事実を明らかにしながら、「(もし減産が行われる場合)、石油とエネルギー産業に良いことになるだろう」と主張した。

ダラス連銀のロバート・カプラン総裁は、「とても嬉しいことであり、短期的にはエネルギー産業にも非常に良いことだ。コロナウイルスが落ち着かない限り、毎日膨大な量の原油が残るしかない状況だ」と、CNBCとのインタビューで指摘した。

トランプ大統領はこれに先立ち、今月1日に記者たちと会った席で 「世界的に石油産業が荒廃化した」とし、「これはサウジとロシアの両方に良くないため、双方が合意するだろう」と主張した。

ただ、トランプ大統領はツイッターを通じて希望する(hope)、期待する(expect)という表現を使い、慎重な態度をとった。

まだサウジアラビアとロシアが公式的な立場を明らかにしていない。

しかし、サウジアラビアが石油輸出国機構(OPEC)の会員とロシアを含む10カ国の非加盟国で構成された産油国連合体OPEC + 緊急会議を要求した状況であるため、今後、ロシアが応じる場合、状況は急反転される可能性もあるとみられる。

去る3月、OPEC + 会議でロシアが減産延長に合意しなかった後、国際原油価格は急落し、以降、サウジアラビアが減産ではなく増産計画を明らかにして市場は大混乱に陥った。新型コロナウイルス感染病(コロナ19)による需要減少が重なり、代表的な原油価格のベンチマークであるWTIは、月前に比べて40%が以上急落し、20ドル台をかろうじて守っている状況だった。

先立ってサウジアラビアは、減産合意が終了した今月1日から原油生産量を増やすと発表している。
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